乗船&ステファニーagain
やっと乗りますよ、船に。
昨夜突然終わりを告げた研修の最後にもらったeチケットの情報通りにロサンゼルス空港に行き、タンパ行きに飛行機に乗ります。持ち物は満載です。タンパに着きました。
雨です。土砂降りの雨です。
スーツケースにバックパックにもう一つの小さいスーツケース、右手と左手はどうやら埋まってます。
雨です。土砂降りの。
傘はそもそもあまりささない方ですが、今回はさせないです。困りました。これはかなり困りました。状況を整理すると。
右手→スーツケースガラガラ
左手→小さいスーツケース
背中→バックパック
土砂振りの雨。
びしょ濡れ確定です。まあ雨に濡れるくらいの経験はありますから、そんなに問題では無いです。雨ですし、初めての乗船です。遅刻はしたくないので空港からはタクシーに乗りタンパ港にむかいました。運転手にクルーズ船乗り場に連れて行ってくれと伝えました。徐々に港が近づいてきます。
船が見えてきました。何隻か。「カーニバルレジェンド」と伝えてあるのでたぶん大丈夫です。どれがカーニバルレジェンドか私にはわかりませんが、タクシーを降りました。土砂降りです。
朝早い時間なのであまり人がいなかった事を覚えています。9時か10時に乗船だったのでたぶん1時間前くらいについたと思います。とにかくあまり人がいなかったという記憶があります。タクシーを降りたんですがどこから乗船するのか皆目見当もつきません。
なにしろ船がどでかいです。いままで見たことがないくらいの大きさの船です。船というよりもマンションかホテル的なものが海に浮いてる感じです。
「これが豪華客船か~」
ってな感じで感動してる場合ではない土砂降りです。早く入口を見つけないと土砂振りのびしょ濡れで荷物も自分も大変な事になります。
事前にもらっていた資料によると、クルー(乗員)と乗客は乗る場所が違うという事でした。ところどころに立っている案内のスタッフみたいな人に乗り場を聞いて回りました。言われた場所に行くとそこは乗客専用の入り口です。
そこのスタッフにクルーの乗船はどこ?と聞くと、普通に知らないといわれます。知っている人を探してくれたりとか、無線で聞いてくれたりとかはしてくれず、「知らない!」で終わりです。そんな感じのやり取りを繰り返していたのですが、一向に目的地が見つかりません。その間も外を歩き回っているのでどんどん濡れていきます。スーツケースも洋服もびしょびしょです。
そうこうしているうちに似たような大荷物を持った人がちらほらと見えてきました。なんとなくその後ろをついていくと、やっと、やっと見つけました。クルー用の入り口を。
この時に思った事は、「あー見つかっちゃった。」です。
見つからなかったから乗れなかったという言い訳をして日本に帰ることはできなくなりました。うれしいんだか悲しいんだかわからない気持ちでした。
さて、クルーの入り口では投稿で受けてきたメディカルチェックのデータ、パスポート、契約書を渡し、船と港をつないでいる橋(gang way)を渡ってついに船内へ入ります。事前に無線で私が働く部署(働くのはスパという部署)に連絡してくれていたので、乗ったらマネージャーが来るからあとは指示に従ってと言われました。
船のなかではここで待っててと言われて、その日に乗船するクルーの待合室みたいなところで待たされます。何人かいたので待っていると、徐々にそれぞれの部署のマネージャーが迎えに来ます。一人、また一人といなくなっていき自分が最後の一人になりました。
乗船してからもう1時間近くたっていたと思います。いつになったら迎えに来るのか。と思っているとついに来ました、マネージャーが。
金髪のアメリカ人女性、名前はステファニー(笑)
またしてもステファニーでした。(前のステファニーについては過去記事参照)
ものすごい速さでいろいろと話されて、そのまま私が7か月間泊まるキャビンに連れていかれました。「あとは12:00にスパに来てね!」ってな具合です。