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人格を円くする

近頃は「キレやすい老人」「暴走老人」などと称される年配者が少なくありません。それは、とても残念なこと。長く生きてきた中で、さまざまなことを経験し、ちょっとやそっとのことには動じない「穏やかな人格」を磨いていくのが、人生ではありませんか。
<省略>
もし誰かが気にくわないことをいったり、したりしたときに、怒りを爆発させる前に、まず深呼吸。そうして心の中で「ありがとさん、ありがとさん、ありがとさん」と唱えてみてください。怒りがお腹の辺りで止まって頭まで上がらず、気持ちが落ち着いてきます。

枡野俊明「小さな悟り」p175 三笠書房

イラっとしやすくなった50代

気になることが増えていることは
周囲をよく見ているなら悪いことではないのだけど
怒りの感情でイラっとしやすいのはどうしたものか
確かに「キレやすい老人」は毎日とは言わないがよく見かけます
◆ランチに行った店での話
カウンターで食べていたご老人がテーブル席に移りたいと申し出た
「あいにく予約で席は空いていなくて・・」と答えた店員さんに
急に激高して「こっちは先に来てるんじゃ、席を変わるだけだろうが!」
と顔を真っ赤にして一気に店内が冷たい空気になるのはお構いない
そんなご老人を見て
“礼儀知らずで偉そうに声を荒げて、出禁にしていいくらいだよ”
とイラっとしてしまう
仕事を辞めてから、地域で過ごす時間が増えたことでイラっとが増えた
イラっとしているとイラっとされる側になってしまいそう・・


高齢者に限った話ではない毎日

若い人たちにもイラっとが多い
この数日イラっとしたことを思い出してみる
・一車線の道でスマホをいじりながら急停車し道をふさいでいる若者
・スマホいじりながら運転は年齢性別関係なくよく見かける
・交番のある交差点で横断歩道が青になっているのに突っ込んでくる車
・歩道の歩行者の隙間をスピードあげてすり抜けようとするママチャリ
・犬の散歩中、公園でウンチしたのに放置していってしまうおばさん
・幼児が交通量の多い道路近くで走りまわってるのを気にしてないお母さん
・駅の改札や、エスカレーターの出口で急に止まるおばさん
・渡ろうとしている歩行者がいても横断歩道上に停車するおじさん
・共有してるスケジュール予定がいつも1~2時間ずれて行動する住人

すらすらと思い出されるのが怖い
こんなことは忘れてしまうほうがいいのに
イラっとしたあとに「○○すればいいのに」とブラックな言葉がよぎる
ブラックYoshiだよΣ('◉⌓◉’)


軟骨が削れ角ができて痛む膝のよう

円かったものが壁にぶち当たり削られて角ができたのかな
他人事なのに気になってイラっとしている気持ちがどこかにある
時代だよね「ながらスマホ」多い「歩行者」「自転車」「車」
ぶつかられそうになったことは数えきれないほどある
「免停になってほしい」と思ってしまう
こんなことを思うことに疲れてしまうよね
「小さな悟り」に書かれているような「ありがとさん」なんて出てこない
「ながらスマホはまだまだ多いと実感させてくれてありがとさん」かな?
イラっとしても顔に出していないはずだけれど
退職後は表情にでやすくなっているかもな・・
ああ、角ができているって感じで痛いな・・


円くなるには・・

人との交流や情報量が多いと面が削れて角ができやすい気がする
ならば、削れないように安全なところで過ごすのが一番
それも一つの選択だろうけれど
本当の円い人格は
削れない場所で過ごすのではなく
削れないように流れに乗ってかわし
それでも削れた面を磨いて角はとる
自分でしっかり磨き続けること

そんな人なのだろうな
精進します( T_T)\(^-^ )


最後までお読みいただきありがとうございます

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