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「忘れられないあの日」を知らない世代

暑い日が続く
青空を見ながら土砂降りに濡れてしまう
いつものボランティアを終えて
鼻笛のご縁で最近お世話になっているカフェで休憩
黒板のメニューの、かき氷「南国パラダイス」に目がとまる

先日、記事にした「平和について考えた時思ったこと」の時
オーナーが紹介していた本について尋ねてみた

店内にある本棚ではなく、厨房の奥から持ってきてくれて
「全部は荷物になるけど見たいのあったら貸すよ」
南国パラダイスを食べながら、パラパラと全部に目を通しながら2冊選んだ
一つは「観光コースでない広島」
もう一つ「被爆70年、忘れられないあの日」神奈川県原爆被災者の会

写真もリアルな当時のことを知る資料だけれど
多くの絵やコメントが一冊にまとめられていて
どんな思いでこの情景を描いたのだろうと思うと苦しくなった

社会が変わっていく中で自分がどんな影響を受け考えているか
戦争とか平和とかじゃなく、仕事や日常の生活で感じていること
「忘れられないあの日」を知らない世代がどんな社会にしてきたか
真面目な話が続いた・・
南国パラダイスを食べながら・・・

特攻基地のあった「鹿屋」「知覧」にゆかりがあって
特攻平和会館も何度か足を運んで衝撃を受けた記憶や
仕事でハワイに行った時、墜落した零戦や資料を見に行ったことも
思い出しながらオーナーと話が深まって
昔の経験より、未来のためより、今の便利や満足を優先するのが多数意見になりやすい
経験して初めて我が事として考えるようになる
大人がどんな環境つくり、どんなことを伝えていくのか
その責任はあ大きいんだな・・と改めて思う

書道教室で一緒になる生徒さんの会社(視覚障害者が文字起こししてる)でまとめた本
「わたしたちもみんな子どもだった〜戦争が日常だった私たちの体験記〜」

割引で購入したからオーナーにも貸すねと伝え
溶けた南国パラダイスを飲んだ

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