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最後まで「やりきる」

「時間で区切る」のは効率が悪い
 時間を効率的に使おうとするあまり、時間に余裕のないスケジュールを組むと、逆に仕事の効率を下げてしまうことがよくあります。
 たとえば会議。時間を決めたばかりに「あと10分で結論が出る」のに、「次に持ち越し」なんてことになり、また会議の時間を設けなくてはならなくなります。時間内に結論を出すのがベストですが、あと10分で出るのであれば、たとえ残業になったとしても延長した方がいいでしょう。

枡野俊明「小さな悟り」p157 三笠書房

あと10分で結論出る?

会議の例えを読んで、スッキリせずに色々と考えてしまった
「あと10分で結論が出る」と思うことも確かにある
しかし、そう思って延長して10分で結論が出ないことも多いのではないか
そんな経験が多いのです
先送りではなく「今回の結論を出す」「次に繋がる課題を提示する」
そんな判断が必要な時もある
10分延長すると、「出席者の人件費がどれだけかかっているか考えろ」
指摘されるような場面に何度も遭遇した
延長して結論を出すようになると、時間内に結論を出す意識がなくなる
時間内に結論を出す意識を持たせるために、時間を厳しく区切る
という教育指導的な目的の場合もある
会議の性質、目的、期限、出席者などなど
「会議」もいろんな会議がある・・と捻くれた自分がいる( ・∇・)


効率がいい判断をする

延長してでも結論を出す
残業してでも最後までやり切る
その方がいいと判断する場合
ってどんな時か
例えば
・期限が迫っている
・コスト負担の問題が生じる
・効率的に成果を出す意識が低い
・チームワーク醸成のタイミング
などだろうか

時間を区切ってやった方がいい場合はどんな時か
例えば
・期限より内容の議論、精査が重要
・コスト意識、時間管理意識を身につける
・労働時間や健康管理などの問題意識
などだろうか

どちらの場合も、コスト意識や労務管理、健康管理の問題は発生するなぁ
その組織、仕事や会議内容、目的、環境、出席者の意識など
様々な要因を総合的に見て、何が重要か
を判断する
そんなことが思い浮かんでしまう


最近の思うこと

話が飛躍してしまうかもしれないけれど
区切ることで効率的な時間管理を身につける「ポモドーロテクニック」
を耳にするようになったり
新しい考え方、新しい言葉、新しい価値などが誕生して多様化していく中で
「区切る」「枠組」「境界線」など気になることが多い

労働に対する対価は
「時間」がこれまでの基準
「時給」「月給」「年功序列」などはそれに基づくと思う
成果が出ても出なくても、頑張った時間
そこで不公平を感じる人もいる
「成果」が最近の基準
「能力評価」「成果報酬」など、契約内容が能力、成果が影響する
それに不公平を感じる人もいる
現在は、「時間」「成果」をミックスする基準が多い?のか?

枠組があるとわかりやすいけれど、枠組や境界線ができると
枠組の捉え方、解釈の違いが生じる、不満が生じる

あいまいなところの境界線の取り合いが始まる
何に当てはまるのか気になる
勝手に当てはめて欲しくない思う
自分の役割ではないと線を引きたがる
どこまでなのか、どれが本当かわからなくなる

枠組みをどこで区切るのか、どこが境界線かが重要になる
そんなに区切らなければいけないものか
いつまでも変わらないものは少ない
時代で変化していくものばかり
グラデーションもあって区切れない曖昧さに大事なことがある
そんなことも思うこの頃です

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