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「野心」を捨てる

例えば「人を蹴落としてまで、出世しようとする」とか、「自分のやろうとしていることに苦しむ人がいようとも意に介さない」「人をだましてでも、自分が利益を得ようとする」といった人が抱いているのが「野心」だと思うのです。

枡野俊明「小さな悟り」p117 三笠書房

若い時は「野心」をもて

そんなことを思う
平和で便利な世の中
受け身で与えられたことだけはやる
成長したいけど教えてくれないとわからない

そんな若い時期を過ごすよりも
教え方がイマイチなら自分でやってやる
先輩や他の人を追い越してやる
先回りして言い返せないくらいにしてやる
いつか見返してやる

それくらいの気持ちを持ってエネルギーに変える
それくらいの熱意が欲しいくらい


「野心」を持っていたか?

20代の頃は持たないとやっていけなかった
周りの人を害してやろうくらいの「怒り」を持っていた
何十年も病院から出たことのない精神障害者を
院外に出て社会を体験させたいと相談した時に
「できる訳ないでしょ」「何考えてるの?」って
専門職の先輩方に言われて
専門職の方は古い知識で偏見を持っている
とてもとても「怒り」を覚えて「野心」を持った
一般の方は「怖い」「事件を起こす人」など素直に否定する
犯罪者は一般人の方が圧倒的に多いのに・・と「怒り」を持った
一般の方は知らなすぎて偏見を持っている

周りの人に合わせていたら何も変わりっこない!
社会がおかしいのだから!

そういう「怒り」と「正義感」みたいなものがあった
誰かを害しようとした訳ではなく
おかしい価値の考えに従うものか!いつか変えてやる!
周囲からすれば「害」だなと思わせるような
存在に思わせたところもあったはずだけれど
ふりかえってそれで良かったと思っている


「野心」から「向上心」「真心」へ

野心が飼主を害そうとする荒い心なら
人は経験から学び「野」から「向上」して様々な「心」を知る
「野心」を知ったから、野心ではない心で勝負できる

一度は「野心」は持った方がいい

こうして書きながら改めて思う
時代も変わり働き方も変わっていく
リモートで働けるようになり
副業や転職を推進したり
SNSを活用したり
デジタル化、マニュアル化、ロボットやAI活用が進み
フリーランスな働き方も増えている

「個性を活かして」なんて聞こえはいいけれど
「野心」を持つくらいでなければ
稼ぎに悩まされてる人が増えるのではないだろうか
工夫を凝らして多数に埋もれないよう努力してるつもりでも
狭い視野で考えている事に気づけない

「野心」持って頑張る時期も大切で
「競争に揉まれる」「危機感」を経験し視野を広げる
「野心」を体験してから「効果的な」
「戦略」「know-how」を
身につける
稼ぎたいのならそれくらいなければ長続きはしない
と思うのだけれどどうだろうか・・

フリーランスを経験してチャレンジしないと説得力はないなぁ

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