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幸せの数だけかぞえる

今回で99番目、最後の「小さな悟り」です。
自由に思うままに感想を述べてるのも、最後になります。


いい人生を生きた方はみなさん、亡くなるときにとても穏やかな表情をされています。逆に、病気の痛みに苦しんだ方は別にして、眉間にシワを寄せた苦しげな表情で亡くなる方もいらっしゃいます。
 その違いは「人生に対する満足度」にあるのではないでしょうか。
〜省略〜
ですから、幸せを数えましょう。人生で起きたことは、いいことも悪いことも、煎じ詰めれば今日ある自分には必要なことだったのです。「全てが幸せにつながった」と思えば、苦い思い出さえも幸せな思い出に塗り替えられます。天寿を全うできたこと自体が幸せなことだからです。そういう心持ちで余生を過ごせば、不満を抱えたまま死ぬことなんてありえません。何も心配はいらないのです。

枡野俊明「小さな悟り」p.221 三笠書房

いろいろ数えちゃう

幸せの数だけかぞえてハッピーに余生を過ごせたらいいよね。でも、いろいろかぞえちゃうし、振り返っていろいろ思うな・・。未熟な人生だったけど少しずつ成長できた。反省も多かった。幸せもたくさん感じた。

この幸せって嬉しいことで、反省するようなことは、幸せと思ってない。苦い思い出もあるし、嫌なことに巻き込まれたと思うこともある。そうやっていろんなことを数えるかもしれないな・・


人生の満足度はどれくらいだろう

最後を迎える時に何を思うのかわかりませんが、今の満足度は・・と思うと測れない、はかり知れない。満足も何も、ただ自分を生きて、失敗も後悔もたくさんしてきて、今の自分がいるし、嬉しいことも幸せに感じたこともいっぱいあったから、いい人生を経験できたとも思える。

ただ、満足?って自問自答すると、「満足だよ」と言えない自分いる。満足と思えるほど、やりきってきたか?と厳しいことを考えてしまう。

無理したところでやりきれず中途半端になることもあった。無理せず力みすぎず諦めずに長く継続できるようにと頑張ってきたこともあった。その時その時に選択してきた人生が今に至っている。ただそれだけな気もする。


何を「幸せ」とするのか

・好きな人、家族と過ごせる時間
・成長を感じる出来事
・趣味など楽しい時間
・出世や収入が増えること
・車、家、欲しいと思う買い物
嬉しくなる出来事や時間を幸せと感じるのはもちろん
・食事や睡眠や仕事や日常の何でもないこと
・誰かとの会話
・朝日や夕日や鳥の鳴き声など自然を感じて
・健康で過ごせていること
特別ではないことを幸せと感じることもあれば
・失敗したり、注意されたりしたこと
・ケガや病気をしたこと
・仕事や何かを辞めること
一見ネガティブなことが、成長やいい変化の一歩で、幸せと捉えることもできる


自分次第

何を「幸せ」と捉えられるか、それは自分次第だと思う。
気持ちにゆとりを持てるように過ごせている時、何かに熱中している時、頑張っている時、納得いかないことに苛立っている時、いろんな時期で捉え方が変わっている自分がいる。
穏やかにゆとりを持って人生を捉えられるよう過ごしたいけれど、社会の中で埋もれてしまわないように、自分の中でバランスをとれるよう人生を考える機会が大切な気がしている。


長く続いた「小さな悟り」から感じることを自由に思うがまま書き残したり、音声を収録したりしてきました。何度読み返しても、その時で感じることは違う。それは、成長してるからかもしれないし、落ち込んでいるからかもしれないし、人生はいつ何があるかわからないし、どんな影響を受けて何を思うかわからない。いつまでも未熟でいつでも読み返して、謙虚に振り返ることが大切だと思う。

振り返ると、furikaeru.meをスタートして直ぐ、「小さな悟り」について感じたこと思ったことを書いてみようと2021年2月1日に始めていた。(下記リンク)

furikaeru.meに #1〜#68
noteに #69〜#99
約3年3ヶ月に渡って飽きずに続いたものです(๑╹ω╹๑ )

一つでも読んでいただいた方、本当にありがとうございます。

そして、ネット上に「小さな悟り」を取り上げ自由に感想を述べたりすることに、寛大な言葉をいただいた枡野俊明住職に感謝です。

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