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可能性を広げていこう

最近はもっぱら外出自粛でどこにも行かないが、そんな時こそ過去の写真などを見て少しでも海を感じていたい。

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※フリソデエビ:ヒトデを食べる。食べたヒトデの色によって体色が変わる。
オープンウォーターダイバーのライセンスをとった後、そのままファンダイブに参加してみるのもいいだろう。
しかし人間とは不思議なもので、徐々に現状では満足出来なくなってくる。
そんな時におすすめなのがアドバンスオープンウォーターダイバーのライセンス取得だ。


何が変わるのかというと、一番大きな違いは水深18mまでしか潜らなかったものが、水深30mまで潜れるようになるということだ。
実際にダイビングを始めてみるとわかるのだが、壮大な地形があるポイントや珍しい生物が見られるポイントは、ボートで行く沖の方にあることが多い。よって水深が深いポイントが多いのだ。
もちろん、オープンウォーターダイバーのライセンスだけでもダイビングはできるが、アドバンスオープンウォーターダイバーのライセンスを持っているとさらにダイビング楽しむことができる。
ダイビングポイントを調べている時に「AOW以上」という条件が書いてあることがある。これは、最低でもアドバンスオープンウォーターのライセンスを持っていないと潜ることができないポイントという意味で、具体的には水深が18mより深いポイントや流れがあるポイントであることが多く、どんなにスキルが上手くても必要なライセンスがないと潜らせてもらえない。
ちなみに、これより先のライセンスをとっても水深30m以深に行けるようになるものはない。

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※ボートを使えばポイントまで座って行けるので重い器材を背負って歩く距離が短く楽ちんだ

アドバンスオープンウォーターダイバー講習


具体的にどのような講習をするのかというと、オープンウォーターのような筆記テストはなく、全て海での実践となる。
20種類以上あるアドベンチャーダイブの中から5種類を受講し、それぞれの課題をクリアすれば認定される。
中には、サーチ&リカバリーといういわば宝探しのような内容のものもあるので、是非細かく聞いてみるといい。
1日目に2本、2日目に3本の講習をしてくれるところであれば最短2日で取得できる。
私は水中ナビゲーション、ディープダイブ、ピークパフォーマンスボイヤーシー、水中ナチュラリスト、魚の見分け方を3日に分けて受講し、3日目の2本目は完全にファンダイブとした。(受講必須の項目が当時と変わってる場合があるので詳しくはPADIへ問い合わせたほうがいい)
実際に潜ってみるとわかるのだが、水中で1回転するとどっちを向いているのか一瞬で分からなくなることがある。そんな時に自分はどっちから来たのかなどが分かるようなコンパスの使い方を学んだり、水中のフラフープに当たらないように進み身体が浮き沈みしない中性浮力という状態の作り方を練習したりした。

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※カードがゴールドであっても内容は全く一緒。

晴れてアドバンスオープンウォーターダイバーのライセンスを取得したら、その時には少なくとも5種類の特殊なダイビングをマスターしていることとなる。ここでどんなダイビングスタイルが自分好みなのかがなんとなく分かってくるだろう。


・地形好き
・大物好き
・マクロ好き
・カメラ好き
・ナイトダイブ好き
・ドリフトダイブ好き


ここにはあげきれないほど、実にさまざまなダイビングスタイルがある。もちろん、何か見るというより海に入りのびのびと無重力のような感覚を楽しむというのもアリ。
あとは自分の好みに合わせてファンダイビングに参加するだけで楽しめる。

私はマクロにハマっているので、綺麗な海に潜ってもずっと岩を見つめて小さい生物を探している。

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※人差し指を一緒に写し込んであるのでいかに小さいかがよく分かる。

あの広い海でこんな小さいものを探して何が楽しいのかと聞かれることもあるが、自己満足としか言いようがない。
無心で探していると日常から解き放たれより非日常を味わえるのだ。

アドバンスオープンウォーターダイバーのライセンスをとると、かなり活動の幅が広がる。
この先は、レスキューダイバーやマスタースクーバダイバーなどのコースもあるので、興味が出たら受けてみるとさらに世界観が変わるかもしれない。


※マスタースクーバダイバーはアマチュアの最高レベルのライセンスで、ダイバー人口の2%が持っているとされている。
私は自分好みのダイビングをするためにはアドバンスオープンウォーターダイバーのライセンスまで取得していれば問題ないと判断しその先には進んでいないが、知り合いでは、ダイビングにハマりどんどんライセンスを取得し、沖縄に移住してインストラクターの資格を取った人もいる。
それほどまでにダイビングは人生を変えてくれる力を持っているのだ。

必要なライセンスを取得できたら実際にさっそくファンダイブに参加しよう。どのようなダイビングポイントがあるのか等はまた別記事でお伝えしようと思う。

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