「運を引き寄せるための立ち止まる勇気-『見』の力」

先日購入した「運 ドン・キホーテ創業者『最強の遺言』」(著者:安田隆夫)を少しずつ読み進めていますが、多くの気づきとインスピレーションを得ています。
今日は、第二章「幸運の最大化と不運の最小化」を読みましたが、
特に印象に残ったのは「いい『見(けん)』をすると運がやってくる」という考え方です。

勝負事や相場の世界では、「見ができなければ一流じゃない」とか、「いい見をするといい運がやってくる」などとも言われる。
要は「見」とは、「目の前で起きていることには参加せずに、状況や場の流れを注意深く観察する」ということである。

運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」(安田隆夫)

運とは単に掴むものではなく、運気が悪いと感じる状況では、その状況を見極めて適切なタイミングがきたら、思い切った行動をすることが大事であるという。
特に社会や経済が不安定な時期には、焦らず冷静に状況を観察し、「見を決める」姿勢が重要であり、これによって、チャンスの時に適切な行動を取ることができ、結果として運が引き寄せられるというのです。

この「見を決める」姿勢を、私は過去に見たガイアの夜明けのドキュメンタリー番組の中で、伝説の為替ディーラーと称されたチャーリー中山氏が、
「周囲がバタバタと騒がしいときは動かないことが鉄則」
と言うようなことを語っていたことを思い出しました。
そして、彼が過去のデータなどをまとめた膨大な自作資料と睨めっこしながら、「見」を決めた姿が印象的でした。
テレビ局の取材が入っている中で、番組演出的に一番期待外れであろう「見」を決断する姿勢は、周囲の雑音に惑わされず、自分の勝利哲学を崩さない姿勢に感心したことを改めて思い出しました。

私自身、今年のお盆期間はほとんど家から出ることなく過ごしました。
最初は何もしない自分に焦りを感じていましたが、瞑想やビジュアライゼーションについて学び、実践することで、少しずつ自分の心を落ち着け、状況を冷静に見つめることができるようになりました。
その後、色々なことが冷静に見えて、落ち着いて行動ができていると感じます。

運が悪いなとか、流れが悪いなと感じたとき、一旦「見」として、立ち止まり、自分を見つめ直す時間を持ち、改めて、自分が何をしたいのか?
目標は何か? 考え、そのためには何をして、周囲はどのような状況か、冷静に観察する時間を持つことが大切ではないでしょうか。


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