ダナン旅行記

noteを評価する用あって初めて使ってみたレビュー。
SNSじゃないのである程度まとまったものがよいかと思うと、ネタとしては最近行った旅行記的なものを。

2016年3月。
国を挙げて開発中の新興ビーチリゾート、ダナンへ4日間の旅。

初日

ベトナム料理の前に先ずは通信。以前は機内で計算機に成り下がっていたスマホも最近はオフラインモード機能のおかげでGoogleドライブでドキュメントを読み書きでき、プライムミュージックで音楽を聴ける。とは言え通信ないと目的地に着けないためダナン航空出た目の前のSIM売場へ。MobifoneとVinaphoneとあるがここは安定の最大手Mobifoneへ。
料金表はこれ。

4日間では3GBも使わないけど、これ以下はないし100,000ドン(500円)と安いのでこれを指定。パスポート提示も要らずマイクロSIMとサイズだけ伝えて5秒でゲット。SIM差し替えて機内モードオフ、これだけでネット開通。驚くほど早くて簡単にマイSIMフリースマホZenfone2が息を吹き返した。しかも有効期限は2017年末までとカードに書いてある。またベトナムに来る時にでも再利用するとしよう。

早速スピードテスト。
SPEEDTESTアプリによると、
ハノイ間DL8.47Mbps / UL1.66Mbps / PING49ms
海外としてはかなり良い。

次は天気。
AccuWetherアプリによると初日から順に雨→雨→曇→曇
うーん、微妙、、

次はマップ。
34MB使って事前にオフラインマップにダナンを加えておいたGoogleマップ、水を得た魚に戻ったスマホにとってはそれは通信量削減でしかないが、機内食以降働かせていない胃のために、タクシードライバーにダナン市内のレストランを指示するが現在現地時間22時、空港から郊外のホテルまでの通りは暗く、立ち並ぶ店舗は既に閉店、、

そんな中、大通りに面していない裏道の奥に光り輝く店が一瞬垣間見えた。タクシーを急停車させて降車、歩み寄ってみると発見。超地元な飲み屋。観光客ゼロ、現地の子供もお客としている程の現地民の店。取り敢えずビールを頼もうと、メニューを見てもベトナム語が並ぶ。。
店員を呼んで注文してみる。ビアー、ビガー、ピルスナ~、通じない、、
ここは地元民の店。当然ながらベトナム語オンリー。

ここで次の旅行アプリ「Google翻訳」登場。
翻訳こんにゃくとも言われ、
外国語で書かれてるメニューをカメラで写すだけで日本語を表示してくれる、
日本語でしゃべると外国語でしゃべってくれる、
まさに神アプリ。
ベトナム語は現在カメラ未対応だが、
なんとかビールをオーダーできた。
きたのはサンミゲルのボトル。

想定通り冷えてない。。
ここでたっぷり氷の入ったアイスペール登場。コクはなく、キレはぬるさで感じないサンミゲルを復活させる事ができるが、日本人には耐性がないベトナム水を凍らせて作っている氷。旅行初日から腹痛に襲われるリスクをとるか、非常に悩んだが、旅行前の腸の準備の一環で、胃で消化されず腸で育つらしいBB536菌をたっぷり蓄えていた事を頼りに、空っぽの胃をその氷を使って刺激する事に。

その後、、

私の胃腸の勝利!

続いてお待ちかね、ベトナム料理。
またもGoogle翻訳で店員にベトナム語で定番メニューをオーダー。
「生春巻き」
「ありません」
「フォー」
「ありません」
何!ベトナムを代表する料理がここ地元民酒場にはないだと!
ないものはないので仕方なくメニューにある数少ない写真を指差して出てきた、

真っ黒な空芯菜風の茎?

オススメはと聞いて頼んだなぜかレモン味なチキン、

世界レベルで安定感があり、かつ無難な味、チャーハン、

その他いくつか注文して、
お会計一人100,000ドンなり。

驚くほど安い!

物価の違いに驚きつつ店の周りを見てみるとさらなる驚きが。
他の客がいたテーブルの下が食べ残しや空き瓶、使用済み食器などゴミ置き場状態になっていたのだ。確かにさっき皿が割れる豪快な音は聞こえたが、
どうやら食べながら下に吐き捨てる、空いたものは放り投げる習慣なのだ。今いる他の客もそうしてる。さすがに写真では見せられない超絶光景。。

地元の食文化に充分に触れ、また、根拠のない勝手理屈だが生春巻きもフォーも政府か旅行代理店が誘導的に作った料理なのかもしれないなどとモヤモヤ思いながら、タクシー捕まえて店を後にした。

ホテルに着き両替を検討。
ツアーに参加するわけでもなく一万円位あれば足りるだろうと考えると、どこで替えても大差はないがここは庶民。
安全かつレートがよいところで。
今までのところ、
東京都内両替所 0.0061円/ドン
成田空港 0.0058円/ドン
そしてホテル 0.0052円/ドン
旅行代理店はホテルよりやや劣る。
街中の銀行やショップが一番レートがいいらしいが領収書も出せる店舗を探し回るのも大変で明日朝からの行動もあるためここで取引。
成田空港で両替するより10%弱もお得。
200万ドンという大枚をここでゲット。ハイパーインフレ凄まじい。

二日目

ダナン中心地にあるタクシーで十分程で行けるハン市場へ。
ホテルにはだいたいタクシーが停まってるので行動が早い。
停車しているのは安全なVINASUNタクシー。
目的地をハンマーケットと伝えると、ジャパニーズ?と聞かれイエスと返すとしゃべるしゃべる。
「ジャパニーズグッド!ライク!
チャイニーズノーグッド!ディスライク!」

恐らく客が中国人だったら反対の事を言うのだろう。
続いて
「ハンマーケット、メニーピープル、ナウ
モンキーマウンテン知ってますか?1時間で行けますよ。」
「知りません。ハンマーケット行って下さい。」
「ではミーケビーチ知ってますか。」
「通り道なので写真取りましょう。」
「まあ、はい」

「レディブッダ知ってますか?ダナンではホイアン、ミーソンに続く人気な観光スポットですよ。」
「へーそうなんですか。」
「20分で行けて景色が素晴らしい!」
「20分なら行きましょう!」

ドライバーはその勢いで英語でどんどんガイドを始め、途中降りた場所ではメーターを止めてくれる。

「明日は何しますか?」
「ミーソンとホイアンに行く予定です」
「私が連れて行ってあげます!」
と連絡先を交換。
ドライバーの思惑通りに事が進む。
ただこちらもガイド付きのカーチャーターしてるのと同じなので利害一致。
さらに、
「ギネスなロープウェー知ってます?全身マッサージ行きたくないですか?」
ときたので
「ハンマーケット!!!」
と強く応え、ようやく目的地のハン市場に到着したのは昼を過ぎていた。
今までの道では交通量は殆どなく快適に動けたが、ここは中心地、ドライバーが言っていた通り大渋滞。以前からベトナムはハノイの交通ラッシュをイメージしてたがここで初めて体験。

信号ほぼはない、バイクは止まる気配もない、クラクションは鳴り止まない、バイカーはみんなマスクをする程の大気汚染、電柱はガムテープが絡みついたロングヘアー状態、、

とうとう来たザ、ベトナム。

ハン市場、コン市場、スーパーマーケットをめぐり気付いたことが。
目当てとしていた帽子や乾麺がどこの店も全く同じものなのだ。数ある店舗、屋台がどこも何の違いもない。おそらく他の商品もそうなのだろう。
どの店も同じ卸から仕入れているのかこれでは価格以外の競争は働かない。
しかし食べ物は違う。
妖艶さ漂う生肉や生魚は強烈に行き交う消費者に訴求。

歩き疲れもあり裏道にある屋台を見つけて麺を注文。ないと思いながらもビールを注文してみたらどこからかキンキンに冷えたタイガーを持ってきてくれた。やはり麺は最高にうまい。

ビールと合わせてお会計30,000ドン。地元価格!

タクシーでホテルに戻ると、
昨晩は暗くて見えなかったが
プール、そしてビーチがずっと続く。

ここはビーチリゾート、

水着も準備万端。

だがしかし外はクール、25℃、、

せっかくだからとリゾートを楽しむべく水着で海へ → 撃沈、、冷たい、いや痛過ぎる。
ではプールはどうか → ぬるいと冷たいの間
勢いで肩まで入ってみると風が当たらず、これはいけそう。
ちなみに泳いでるのは自分一人。。
唇のパープル感が自分でも感じられた頃に地上に這い上がってきた。
まだ旅行二日目、こんなところで風邪をひいてはいられない

三日目

昨日のドライバーとの約束の時間、ホテルエントランスに来たら、知らないドライバーがタクシーからこちらに向かって叫んでる。
昨日のガイド熱心なドライバーじゃないし、他の客の間違えだろうと彼にIP電話アプリSMARTalkで電話しようとしたらその見知らぬドライバーが近づいてきてメモを見せてきた。
昨日私が書いたメモだ。
「昨日のドライバーはマイブラザー、今日は私がドライバー」
あいつめ、、どこまでもマイペースなんだか。
実兄弟なのか、兄弟分なのか、よく分からないこの無口なドライバーと世界遺産ミーソン遺跡に向かった。

日本でよく見慣れた田園風景を抜けつつ1時間程が経ち、景色が店も住居もない秘境になってきたところで到着。
降りて思ったがここでタクシーを拾う事は絶対にできない。
船で川下りしてホイアンに向かうツアーもあるようだけど、
今までタクシーから見てきた変化の乏しい景色とブラウニーな川では、
船酔いするだけで得るものが少ない。
そう考えるとタクシーに待ってもらうのが必須だろう。

遺跡入場料は150,000ドン。
100,000ドンから120,000ドンに値上げの情報があったが、
さらにTDLも驚きの25%の値上げ。
しかし円にすると150円の値上げ。
物価格差万歳!

遺跡はこちら

戦争で破壊されたそうだが、いたる所で基礎からではなく、ほとんど残されていない建造物から修復作業をしている。
しかもここは人里離れた秘境。入場料が上がる訳だ。

ここで同伴者がスマホをなくしたとの事。
来た道をくまなく探しに行くと言うので、
しかたなく善良市民に拾われた事を期待してIP電話アプリSMARTalkで電話してみる事に。
「ハロー?」
「ハロー!」
何と繋がった!
本人に代わり確認するとどうやら落し物として遺跡入口の美術館で預かってあるそうなのだ。
それが本人のものかどうかの照合のためにまだ会話は続く。
本人は真剣。しかし私はやや不安。。
国際電話はいったいいくら掛かるのだろうか。
日本のIP電話サービスだけにベトナム、日本間の料金はどれくらいだろうか。
ベトナムは日本の様に送信者だけに料金が発生する形態なのか。
見付かった喜びとは反対に不安がどんどん高まる、、
電話が終わり、笑顔で喜び合う裏で、
こそこそ請求サービスにアクセスしたところ、、

通話時間 1分46秒
通話料金 32円

ちん、、

ここで本人と共に素直に喜び合う事ができた。

遺跡に祀られてる神々の恩恵を十分に受け、
次の目的地、世界遺産ホイアンへ

30分程で突然ランタンだらけの街に入り、
そこでドライバーとはさよならを。
何時間でも待つし呼んだらダナンから来ると懇願されたが、
ここならタクシーの心配は全くない。
ここで旅行アプリ Yelpでグルメマップを、
と思ったら何とホイアン、いやベトナムはエリア外である事を現地で発覚。
急遽ネットで探してみると、
ベトナムはトリップアドバイザーが主流らしい。
このアプリで目的地を絞り込みながら歩き始める。

入場規制のおかげで車、バイクが全くなく、街中ランタンなホイアンを見渡していると、制服着た方に呼び止められた。

「チケット持ってますか?」
「え?ありません」
「チケット買ってください」
「え?結構です」

ここは道を通るだけで有料チケットが必要になるのだ。
それは街中到る所で通る度に必要で、
6枚綴りで120,000ドン。
トイレも有料2000ドン。
たかが10円、されどそんな少額紙幣なんて持ち合わせはない。

しかし迂回もできるざる状態。
行けるところまでただで行ってみようと、
かなりの迂回経路で行くと、
新たな発見もある。

ここでも裏道屋台で麺を。

そしてビールと言うとこちらも買ってきてくれる。
ここはフランスパンと揚げパンもついてきて残ったスープと絡めて食べるらしい。
お会計 100,000ドン
ダナンより高めだがここでは排気ガスの心配は要らない。

歩きながら半額の200,000ドンに値下げ交渉して買ったカニバインセオ、

バインミー人気店でBBQ、これも200,000ドン
歩き疲れたところで30分185,000ドンのところを35分100,000ドンに値下げ交渉したフットマッサージを。
終えた頃には川を挟んでランタン、灯篭流し、ライトアップと夜景イルミネーションが光輝いてた。


夕飯は、トリップアドバイザー人気店で、ホイアン3大名物と言われている、

ホワイトローズ、揚げワンタン、カオラウを。
お会計700,000ドンなり。
どれもうまいずくし!


最終日

ホテル出発は朝8時。どこにも行けずダナン空港へ。
旅の清算、最後は余ったドンの両替。国際流通していないドンは余しても使えない。

空港の両替所で聞いてみると
213円/VND

ドルでは22700ドル/VND
為替手数料抜きで円ドルレート考えると6%もドルの価値が高い。
余りはドルに決定。

ダナン空港国際線は保安検査前後共に土産店は少ないため、街中のBiG-Cとかの大型スーパーで買うのがお勧め。

まとめ

ベトナム料理はどこも美味しい。
それにベトナム人は人当たりもいい。
夜に出歩いても危険を感じることはなかった。
ただ排気ガスによる大気汚染はあるのでマスクの用意があると安心。

3月は日本は花粉に悩まされる時期で私も被害者の一人。しかしベトナムに限った事ではないが日本を出ると本当にぴたっと症状が収まる。これは非常に快適!優越感を高めようと旅行中の東京の花粉散布量を見てやろうと思いはなこさんにアクセスすると、4日間散布ゼロ、、がくっ、鼻水でそう

通信まとめ

仕事柄、海外オフィスの24時間通信稼働監視の報告を受けているが、他国と比べてベトナムは圧倒的に安定してトラブルが起こる。漁船やら小動物やら知らない人が切断するやら、サメまで襲ってくる。
それにベトナムは中国程ではないが国による検閲が厳しい場所。

そんな中、電気も通信も止まることなく使い続けられたが、OpenVPNによる暗号化通信やTORなどの匿名通信はMobifoneの3G通信では問題なかったが、ホテルのWiFiでは使えなかった。

スピードテスト結果

ダナン空港 : DL8.47Mbps / UL1.66Mbps / PING49ms
ホテル : 4.28Mbps / 1.34Mbps / 54ms
ホテルWiFi : 2.11Mbps / 2.07Mbps / 23ms
市内スーパー : 10.31Mbps / 1.91Mbps / 47ms
ミーソン遺跡 : 3.89Mbps / 0.33Mbps / 59ms

たまにHSPA+が入るが基本的はHSUPA通信、しかしなかなかのダウンロード速度。
4日間で使った総通信容量は500MBだけ。オフラインモードも効いたのか2.5GBも余ってしまったが、二年弱も使えるSIM、また利用機会はあるはず。

そう言えばSIMは空港こそ100,000ドンだったがホイアンのショップでは同じく3GBで50,000ドンだった。さらに安いが、利用期限や安心料、何よりオフライン状態を少なくするには空港で買うのがよいだろう。

noteまとめ

初めてnoteを使ってみた所感はこちら。

・良いところ

デザインがシンプルでどのコンテンツも統一感がある。
広告が少ない。

・良くないところ

画像サイズ上限が5MBと小さい。最近のカメラでは普通に越える。それにアップロード手順によっては画像の場所が変わってしまったりする。
フィルターがないため画像の統一感がnoteだけで揃えられない。
改行、段替え、UNDOとか基本的な編集機能がちゃんと動かない。直前に書いた文章が消えていたりする。
文字の装飾が限られる(これは機能を厳選しているとも言うが)
ハッシュタグはnote内でしか使えない。

他のサービスとのつながり含めもう少し使ってみよう。

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