カセットテープの4chMTRのREC
今まで何度レコーディング(以下REC)したかなぁ。
一番最初は18歳の時にやってたDISTRESSというメタルバンドのデモテープだな。
俺がヤマハの4chMTR(4チャンネルマルチトラックレコーダー)CMX100を買って名古屋市昭和区八事の練習スタジオでドラムを録って、千種区今池のミツトシの家でベースとギターを録ったんだよな。
その後、ボーカルを入れる前にアイツ等が死んじまったから未完成なんだけどね。
アイツ等の葬式で3曲掛けたよ。
今思い返すと未熟な上に未完成過ぎて恥ずかしいけどな。
次はDIE-ZW3Eのデモテープ。
これにも俺のCMX100を使って藤が丘のスタジオで一日7曲ドラムを録ってMTRを貰って、名東区一社の俺んちでベースを録って、二人いたギターにMTRを渡してそれぞれの家でギターを録ってボーカルはまた藤が丘のスタジオで録ったんだよな。
なんか簡単に聞こえるかもしれないけど、当時のMTRはカセットテープだからね。
しかも4ch(マイク4本分)しかないからドラムのマイクセッティングを工夫したり、ピンポン録音(複数のトラックを1つにまとめる事。詳しくは自分で検索!)を駆使したりで、本当に大変な思いをしてRECしたんだよ。
それにアナログRECだからカセットテープに直接録音するんだけど、編集なんて出来ないから曲は最初から最後まで間違えずに弾く事が前提なのだ。
PCでの編集や録り直し前提の今のRECしか経験したことない人たちには想像も出来ないだろうけどね。
その後はDIE-ZW3Eの1stアルバムREC。
これはちゃんと16chのスタジオで録ったよ。でも、当時はまだまだアナログRECが主流だったから、当然「一発録り」。しかもドラムとベースは同じ部屋で「せーの」で録音なんだよね。
直接テープに録音するんだけど、今みたいに細かい修正なんて出来ないから間違えたら最初からやり直し。
俺は今でもRECで間違えることはほとんどないんだけど、この時のドラムが間違えまくるからスタジオ内は超険悪だったよ。
だってソイツが間違えると俺まで最初からやり直しなんだから。
MIXもマスターテープに一発録りだからミキサー卓に全員で横並びになって「俺はここでリバーブ上げるからお前はこのタイミングでフェーダー下げて」「最後は全員でスネア以外カットしてディレイな!」なんてやってたよ。
これも1人でもミスると最初からやり直し。
アツイ時代だったな…戻りたくないけど。うひ。
次はビクターから発売されたオムニバスアルバム「CRY-MAX PLEASURE〈ブレイヴ・ミュージック・ジェネレーションズ〉クライマックス・プレジャー~ブレイク・オン・スルー・トゥ・ザ・ニュークリア・バンディッツ(なげーよ」のREC。
これはビクターだけあって、山中湖の合宿所スタイルのスタジオに一泊して48トラックのプロ仕様で録ったよ。
ちなみにこのアルバム、GLAYの曲も入ってるんだよな。
他には合間にDIE-ZW3Eの新曲のデモテープも作ったな。
それを最後に俺は上京してSOPHIAになるんだけど…
みなさんのお気持ちは毛玉と俺の健全な育成のために使われます。