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熟れと慣れと主張と調和

電気工事をやっていた18歳の頃、名古屋の松坂屋新館(南館)の電気配線工事に半年ほど(先輩とモメて辞めてしまったが)携わっていた。

毎日の楽しみと言えば、休憩のときに飲む缶の「ミロ」と昼飯だった。とは言え、作業服のまま入れる飲食店は限られている。
いや、服が汚れているのは働く男の勲章でもあるとは思うのだが、肉体労働者というものは総じてシャイな人間が多く、OLやスーツ姿のサラリーマンであふれる名古屋の中心地で作業服で入れる店は限られていた。

必然的にほぼ毎日同じ店に行く事になるのだが、その昼食時間によく行っていた定食屋で「BAR レモンハート」という漫画に出会った。

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