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ポケカ歴だけいっちょまえのオッサンがデッキ作成について語る:小盛(麺200g)

どうも、僕です。

最近、私事ですがポケモンカードに関する質問を頂くようになりました。ありがとうございます。(*´ω`)

そこに、

「どのようにデッキを考えて作っているんですか?」

という質問がありました。

今まで特に考えたことは無かったのですが、折角の機会なので普段どのようなことを考えながらデッキを作っているのか文章化してみたいと思います。
もちろん、自分の組み方が全て正しいということではありません。
おさーんの戯言・参考程度として読んでみてください。

今回は、流行りのデッキに勝利することは考えず、風の吹くまま気の向くままにデッキを組み上げることを重視した小盛編となっています。
なので、いつもデッキを組んでいる人や競技思考寄りの人には内容が物足りないかなと思います。

また記事を書く元気があれば、考察も視野にした麺増量編もできたらいいなと思っています。


ステップ1.スタートラインを決める!

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デッキ作成のきっかけは、自分の中で主に3通りあると考えています。

(1)主役のカードを決めてからデッキを作る

「このカードを使ってみたい!」
「このワザかっこいい!」
「このカードが好きだ!」

単純な興味本位やお気に入りポケモンを活かしたい時など、1枚のカードからデッキを作っていくパターンです。一点集中、一途な人向けです。
しょうがないよね、だって好きなんだから。

(2)コンセプト(やりたいこと)を決めてからデッキを作る

「ずっと回復するデッキを作りたい!」
「化石だらけのデッキを作りたい!」
「このカードの組み合わせが面白そう!」

使いたいカードと方針がある程度決まっている状態から作るパターンです。
やりたいことを軸にカードを詰め込んでいくので、組み合わせを検討しやすいのが特徴です。
(1)で進めるうちにやりたいことが決まれば(2)にシフトするという作戦もアリです。

(3)既存のデッキに自分の色(考え方)を付け足して作る

ウェブサイト、SNSなどに載っているデッキレシピなどを参考にして作るパターンです。
元のデッキに自分が思い描いたものをチューニングできるので、他の2パターンより簡単に組むことができます。

しかし、この方法は元のデッキがどのような経緯で制作されたのか考察した上で、入れ替えるカードを選択しなければならないと考えています。
元のデッキ作成者は、当然やりたいことを60枚に収めているので採用しているカードにはそれぞれ理由があると思います。
なので、レシピ通りにデッキを作り、何故これらのカードが入っているのかを理解するというひと手間が必要になります。

慣れてくると、レシピ確認だけでイメージ出来るようになりますが、対戦などで試した方が深く理解できるのでオススメです。

自分は、この3通りのいずれからデッキ作成をスタートしています。
ちなみに、スタートは違いますが進行に違いはありません。


ステップ2.使いたいカードを褒めまくる!

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ココが一番重要だと思っています。
ギャグではありません、本気で褒めまくります。
使いたいカードをたくさん褒めるほど、様々なカードとの組み合わせれが良いのかどうか分かってきます。
また、他の人も巻き込むことによって様々な角度の良いところが発見できるかもしれません。

簡単に言い過ぎたので、もう少し説明を加えると、

「このカードにしか出来ないことを挙げる」
「悪い点だとしても出来るだけプラスに捉える」
「ほんの些細な当たり前のことでも大丈夫」

という感じだと思ってください。

今回は「エースバーン(s1H)」を例にしてみます。

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エースバーンの良いところを褒めてみた

1.炎ポケモンだから強そう!
2.御三家2進化ポケモンはカッコイイ!
3.特性でトラッシュにあるエネルギーを付けることができる!
4.フレアストライカーで190ダメージを出せる!
5.ワザの効果のおかげで常にエネルギーがトラッシュにある!
6.エネルギー1個だけでにげることができるのでフットワークが軽い!
7.HPが170もある!

自分が褒めただけで7か所も良いところがありました。

そして、褒めた部分を更に伸ばすためには、どのようなカードと組み合わせると良いか考えます。

1.【炎ポケモン】だから強そう!
溶接工、フラダリ◇、シャンデラ
2.御三家【2進化】ポケモンはカッコイイ!
ふしぎなアメ、メガニウム、超ブーストエネルギー(状況次第)
3.【特性】で【トラッシュにあるエネルギー】を付けることができる!
ヒードランGX、バクガメス、ポケモンいれかえ系カード
4.フレアストライカーで190【ダメージ】を出せる!
エンブオー、げんきのハチマキ
5.ワザの効果のおかげで常にエネルギーがトラッシュにある!
炎の結晶、バシャーモ
6.エネルギー1個だけで【にげる】ことができるのでフットワークが軽い!
エスケープボード、Uターンボード、ふうせん、キテルグマ
7.【HP】が170もある!
大きなおまもり、ヒート炎エネルギー

※【⠀】内はキーワード検索に使用

カードが思いつかない場合は、ポケモンカード公式ホームページにあるカード検索から、自分が褒めたキーワードで探すと参考になるかと思います。

このように褒めることにより、これから組むデッキと相性の良いカードは何があるのか模索することができます。

つまり、ポケモンカードは褒めて伸びるタイプ。


ステップ3.使いたいカードについて考える!

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次は、メインに使用するカードがどのような性質を持っているのか考察します。

自分は、カード考察するとき攻撃カード守備カードの2種に捉えて分類しています。

例えば「ポケモンキャッチャー」は、相手が倒されたくないと思っているベンチポケモンを倒すことができる可能性のあるカードなので、攻撃カードに分類します。

この分類方法は、採用するカードによって2つの性質を持つ場合があるので注意が必要です。

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「ポケモンいれかえ」は、自分の盤面状況に変化を与えるカードなので守備的カードに分類します。
しかし、「ザシアンV」ブレイブキャリバーの効果などキャンセルに使用する場合は攻撃的カードに変化します。
他にも、「回収ネット」「ガラルジグザグマ」の使用例などが挙げられます。

分かりづらいと思うので、再度例として「エースバーン(s1H)」について考察してみたいと思います。

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攻撃面では、特性とワザだけでコンボが成立していることからアタッカーとしての性能は高いと考えます。
守備面では、HPが170ありますがポケモン全体から見ると高くはありません。現在、VmaxポケモンのHPは300を超えてきます。
これらの考察から今回は、「エースバーン(s1H)」攻撃カードに分類することにします。

自分の経験上、デッキは[ 攻撃カード+攻撃カード ] といった、同じ分類のカードと組み合わせられていることが多く、この法則で作るとイメージ通りに仕上がりやすいと思っています。
この経験則から、ステップ2で考察した褒めた部分(長所)を更に伸ばすために活用できそうなカードを参考に選択します。


ステップ4.デッキにエンジンを取り付ける!

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ポケモンカードのデッキを作る際に、一番重要なのはサポート(カード)であると考えています。それは右下欄に、

サポートは、自分の番に1枚しか使えない。

と記載されています。自分はこの文章を、

サポートは、トレーナーズの中でも効果を強化しているから自分の番に1枚しか使わせないよ。

と読み替えて解釈しているからです。

それでは、最初にどのようなサポートを選択すれば良いのか、という疑問を抱いた人は少なからずいると思います。

自分の結論は、これまでのステップで得た

このデッキでやりたいことを揃えてくれるカード

から選択することにしています。

やりたいことの殆どは、盤面にポケモンを置いてエネルギーを付けることで成立するので、それらを基準に見ていくと良いと思います。

2020年6月現在
スタンダードレギュレーションでよく使われるサポート

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これらは、よくドローサポートと呼ばれる代表的なカードだと思います。
このドローサポートは、デッキのエンジン(動力源)であると考えています。
山札からカードを引くものは多種多様ありますが、ドローサポートという枠の捉え方は厳密に決まっておらず人それぞれであると認識しています。
そもそも、公式にドローサポートという呼び方は無いので当然かと思います。

自分が考えるドローサポートとは、

そのサポートを使用して、ポケモンを置いてエネルギーを付けるだけでなく、次の自分の番に使用したいサポートを引ける可能性があるのか。

と定義しています。ステップ4の冒頭で述べた通り、サポートの効果は強力で毎ターン使用したいと考えているからです。

なので自分は、次のカードなどをドローサポートと呼んでいません。

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これらのカードも、ポケモンの特性を駆使することでドローサポートとしてもよいカードですが、単体では成立しないので自分はカウントしていません。
それらを踏まえて、デッキに入れるドローサポートの枚数について話したいと思います。

個人的な体感として、基本的な構築でデッキを組む場合のドローサポートは9枚~12枚あたりを目安にしています。
枚数に幅があるのは、サポート効果に類似した特性を持つポケモンをどのくらい採用しているかどうかです。

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ドローサポートを少なくできる理由は、「クイックボール」などの山札からたねポケモンを手札に加えるカードと合わせて使用することにより、サポートの代用にできるからです。

当然、これらのカードは強力な反面デメリットも存在しますが、今回は気の向くままデッキを作る話なので割愛したいと思います。


ステップ5.デッキに燃料を入れる!

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最後に、デッキにどのくらいエネルギー(カード)を入れるかについて話したいと思います。
デッキに入れるエネルギーの枚数は、多すぎても少なすぎてもよくないと考えています。

この感覚論を、どのように説明すればいいのか難しかったのでクルマに例えると、

デッキ(クルマ)に
エネルギー(ガソリン)を
多く入れると
デッキの総枚数(重量)が増えるので
他のカードが入らなく(燃費が悪く)なり
逆に少なすぎると
ワザを使用できなく(ガス欠に)なりやすい。

のような感覚です。逆に分かりづらいかな・・?

そこで、自分はバランスの良い枚数を検討するために、ポケモンカードのルールを参考にデッキの必要なエネルギーを算出することにしています。

ポケモンカードには、サイドカードを6枚引き切るという勝利条件のひとつがあります。
それは即ち、こちらのポケモンが倒されてサイドを全て取られる間に、相手を攻撃しなければならないということになります。
そのため、攻撃に必要なエネルギーの総数を計算すればそのデッキに必要な最低限の枚数を知ることができます。

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しかし、この最低限の計算だけでは、サイドやデッキからエネルギーが引けなかった場合、終盤ポケモンが攻撃できなくなってしまう恐れがあります。
よって自分は、更に2~3枚ほどエネルギーを加算して調整することにしています。

また、攻撃に必要なエネルギーの総数を減らすことができるカードもあります。

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その場合、使用条件を満たすことが重要となってくるので、これらのカードをたくさん入れても総数を大幅に減らすことはできません。何事もバランスが大事だと思います。


まとめ

・きっかけを作る

・めちゃくちゃ褒めまくる

・カードの理解を高める

・合ったエンジンを付ける

・燃料は適量入れる


長くなってしまいましたが、このような形でデッキを作っています。
どのくらい共感されるかどうかも分かりませんが、今あるデッキを改造したり新しく作る際に何かしらのヒントになれば幸いです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。


あとがき

本当は例にしたエースバーンのデッキを最後まで作ろうかなぁと思っていたのですが・・・
すんごい文字数になりそうだったのでやめました!
文章を書くのが得意な訳でもないので致し方なし!

他にも、何か疑問や書き足して貰いたいものがあったらTwitterなどで聞いてみてください~

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