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いつか思い出すひとこと

この言葉は一生忘れない、
というほど強い感覚ではなく、
でもふとしたときに、
また思い出すだろうなと予感する言葉。

…って、いいなと思うのです。
なんとなく伝わるでしょうか。

実例でご説明します。

今週、会社の歯科検診に行った。

ひととおり歯科衛生士さんに見てもらい、
歯も歯ぐきも健康ですね、お疲れ様でした〜
のあとに、ぽろっと、

「ご両親に感謝ですね」と、
何気なく言われたんです。

じつは生まれてから、
1本も虫歯になったことがなくて。
それには歯の強さと、幼少期の生活習慣と、
両方の要素が大切なのだそう。

いま両親ともに現役で健在ですが、
この先、ときどき思い出すんだろうなあ、
このひとことは。そういう確かな実感があった。

そのとき、両親だけでなく、その歯科衛生士さんにも
感謝する気持ちが一緒に浮かんでくるんだろうな、とも。

いつか、ふと思い出すだろうな
という言葉や、何かの1シーン。

自分の仕事が、誰かの胸に、
そういうあたたかいものを
残せたとしたら、
とても素敵なことだなと思う。

悩んだり迷ったりしながら
考えたもの、つくったものが
そういう残り方をすることもある。

そんな、淡い希望のようなものを、
仕事に向き合うときの動力源として
もっておくのも わるくないな、
と気付かされたエピソードでした。

歯はたいせつ。歯磨きはたいせつ。

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