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鑑賞レビュー:東京国立近代美術館 大竹伸朗展

スマホの画像を整理していて、もう4か月以上前に行った大竹伸朗展の画像を見つけたので行ったときのことを思い出しつつレビューします。

今思うと、大竹伸朗展をやっていたのは「現代美術館」ではなくて「近代美術館」でした。

展覧会の内容はとにかく雑多でした。そして昭和。

昭和って、もはや近代なのね。

日本に高度成長期&バブル=昭和 の波がざぶーんとやってきて、海岸に打ち寄せられたスクラッブを固めたような作品群が並んでいました。

そして、展示室は昭和のおっさんの脳内を歩いているかのようなイリュージョナルな空間、しかし現実に存在するリアルな物体で埋め尽くされているのでした。

タイトルとか、全然気にしないでみてしまいました。
大人気だったらしくフライヤーが一枚も残っていないと言われていました。
画像は撮り放題ったので、UPしておきます。

タイトルとかあったのか?
たぶん、ニューシャネル

技法的にはアメリカンポップの作家をトレースしたような作品が多いのですが、対象が異なると「温泉街」や「駄菓子屋」などを彷彿とする猥雑感が日本の消費文化の主流なのか、と気づきます。

日常を蓄積するだけでこんなに大きなエネルギーになるとは!と感嘆しました。

大変貴重なアーティストだと思います。

継続していただき、また、展覧会を開いていただきたいと思いました。

大竹伸郎はすごい。

そして、なぜか、グッズのデザインがどれもかっこよかったです。ただ「昭和のエッセンス」をトリミングしただけではないというところが大竹伸朗なのだとおもいました。







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