宅地建物取引士試験に合格しました
令和6年度の宅地建物取引士試験を受験し、合格することができました。今回は、合格までの道のりを記事にまとめたいと思います。
受験のきっかけ
先の記事に公開したように、私は2024年12月にJRを退職し、某不動産会社へ転職しました。(現在は、不動産会社を退職し、別の業界で働いています。)その会社では、宅地建物取引士(以下、宅建士という)の取得を強く推奨されており、私も取得を目指す運びになりました。もともと、宅建士の取得には興味があったのですが、これまでは範囲も広く、専門的知識も多いので、なかなか受験する気にはなりませんでした。しかし、不動産業界で働く上では、宅建士の資格がなければ、商品である宅地や建物を業として取引することができず、元も子もありません。そこで、転職を機に取得を目指すことを決めました。
私の勉強方法
不動産業界、とりわけ私が就職した会社は、絵に描いたような不動産会社で勤務時間が長く、年間休日も少ないため、勉強時間を捻出するのが難しいと考え、予備校に投資をし、効率的に資格取得を目指す方針としました。検討した結果、LEC(東京リーガルマインド)のスーパー合格講座というものを受講すること決めました。実際に校舎に通学して勉強する生クラスと、オンライン上にアップロードされた動画を見ながら進めるオンラインクラスがありましたが、時間に縛られないことや、自分のペースで再生するスピードや場所を変えることができる点、また各校舎の講師もすごい方がおそろいかとは思うのですが、宅建のカリスマ講師の授業を受講できるという点からオンラインクラスを受講することに決めました。
契約をしたのは、2024年の1月くらいだったかと記憶しています。講義は権利関係・宅建業法・法令制限の3分野で構成されており、全部で45講ほどあります。また、1講義あたり2時間30分程度の授業です。一応カリキュラム上では、権利→宅建業法→法令・制限の順ですが、職場の先輩からのアドバイスもあり、まず初めに宅建業法から進めることにしました(自由に順番を変えられるのもオンラインクラスのよいところ)。宅建業法の授業は順調に進み、1ヶ月くらいで終了することができましたが、ここで力が尽き、次の法令・制限に着手したのは7月くらいだったかと思います。そして、最後の権利関係の分野については、直前の9月くらいから本格的にインプットをしました。テキストもLECのものを使用し、それ以外のテキストは全くと言っていいほど使用しませんでした。とても良く纏まっており、ウォーク問という過去問題集はとても使いやすかったです。試験1ヶ月前からは、問題演習に力を入れ、ひたすらに過去問を解きました。結果、試験の1週間前から、合格ラインに模試の点数がのるようになり、試験当日を迎えることができました。
不動産業界に転職したから得られた5点
宅建士試験には、5点免除という制度が存在します。不動産業界業務に携わっている社員は、講習を受講することにより、宅建士試験の問45〜問50の5問を免除し、5点加算してくれます。この制度のおかげで、相対評価である宅建試験で、少し有利な位置に立つことができました。繰り返しになりますが、この制度は宅建業に従事する人しか使えないので、転職をしたからことつかえた制度です。
試験当日
試験は原則として、受験の申し込みをした地での受験になるので、愛知県での受験で、名古屋駅近くの大原で受験してきました。周りには老若男女様々な受験生の方がいらっしゃいました。今年は判決文問題がなくなり、条文問題が出題されるなど、ちょととした形式の変更もありましたが、時間内に解くことができました。
試験後
私は、自己採点はあまり好きではないのですが(してもしなくても結果は変わらないので)、今回はしてしまいました。自己採点結果は38点でした。宅建士試験は相対評価形式のため、毎年合格基準点が変動します。大手予備校は36点や37点予想が多かったので、そこそこに安心することができました。これで、36点とかだったら、合格発表までずっとそわそわしていたと思います。
そして、11月26日の正式な合格発表で無事に合格を確認することができました。
今後は
無事に宅建士試験に合格することができましたが、正確に宅建士を名乗るには、資格取得まで行う必要があり、今はその手続きを進めています。来年1月に、2年以上の実務経験がない人向けの登録実務講習を受講し、試験に合格した愛知県に資格の申請をする予定です。
予備校に10万円ほど投資したので、しっかりと回収することができてよかったです。せっかく資格を取得したので、仕事に余裕ができてきたら、資格を活かした仕事にもチャレンジできたらと考えています。