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blog.ver43 無形のパッケージ商品の裏

突然ですが”パッケージ商品”の言葉について調べてみたました。

パッケージ商品とはどういう意味ですか?

パッケージとは、商品の包装をいいます。 装飾目的や保護目的で包んでいる紙やフィルムの他に、商品を入れるための箱や段ボール、プラスチックなどの容器を指します。 パッケージには、チラシ的役割とブランド的役割があります。 商品の販売開始当初は、チラシ的役割の強いデザインのパッケージを使用するとよいとされています。

https://tsuhanad.net/package.html引用


ということになります。

初めて調べてみたのですが、言葉にするとこういった意味になります。実際のイメージと同じだったので”無形のパッケージ商品”とはなんぞやと思われた方と感のいい人は私が何を言いたいのか分かった方もいらっしゃるかと思います。

と。いうことでそこら辺をお話ししていこうと思います。



本日、入社したての年上新卒PTさんとお話ししていて出てきた内容になります。
その方は臨床に入って8年目の私よりもさらに年上なので業界的な焦りがあります。というのもどうして焦っているのかから話が始まります。

下記の内容は話を聞いて要約した内容になります。


学生時代の臨床実習の時に行っていた実習先の先生が”AKA博田法”という手技の講習会に行ってきた話を聞いたそうです。そのお話が衝撃的な内容だったそうです。

それは、「80度くらいしか上がらなかった肩がAKAを30秒だけやった後にフルまで上がった。」というお話でした。
そこでその手技を自分なりに調べてみてブログか何かを見た時に書かれていた内容が、「この手技を習得するのに10年以上はかかる。」というような感じで書かれていたそうです。
そこで手技をやり始めて10年以上かかると考えた時に今の実年齢から+10歳する考えになったそうです。
となると一日も早く手技を学んで習得するまで鍛錬したいといった考えでした。

こんな感じで思考に対する考え方をおよそ2時間ほど話しました。。。伝わっているといいのですがね。


ちなみにAKAの中身がどうこうといった話ではありません。なので技術的な部分での話ではありません。

そもそも手技に名前が付いているのです。
わかりやすく言えば手の動かし方やその意味に名前を付けているのです。
手掌を開いたら”パー”と同じです。

極端な話、こういった解釈でいいと思っています。

じゃあどうしてそういった手技に名前がついているか考えたことありますか?
私が考えるに整形外科的テストに名前がついているのと同じだと思われます。
その動きはSLRテストと、ラセーグと、パトリックと…などと名前をつけることによってどんなことをしたのかというと容易に動きがイメージできますね。

まずは業界の共通認識を持たせるために動きに名前を付けてあるのです。
『AKA=こういうこと』
という認識。その認識を操作することによって手技による変化をもたらしているということをわかっていただきたく一生懸命お話をしました。

そもそも手技というものに価値が付随されているのはどうしてでしょうか?
それって誰でもできないよね。勉強した人にしか練習をした人にしかできないよね。といったところからでしょうか。こういうことを『無形のサービス』と私は認識しています。実際に私はそういったサービスを提供して収益を得ているのですから。

わかりやすいところだと、大工さんなどの”職人の技”のような立ち位置ですかね。
それって職人さんにしかできないのですよ。
大工さんはその技を使ってモノづくりをしてそのものを売り物にするのです。
車の修理をお願いする時には工賃を請求されますよね。そういったものが作られたモノにも付随していると考えられます。


これを踏まえた上で”AKA”を見ていきます。

AKAも手技として職人の技といった認識をされています。それもこれもブランディングによって操作されているに違いないと思うのですが。

そしてこれをやったことによって大きな変化が出せる!といった部分にとにかく着目していると思います。
冒頭にあった話で全然上がらなかった肩がほんの30秒で上がるようになった。という変化量。そしてよく聞くのが何十年も良くならなかったのにこれをやったらその悩みが解消された!という結果。
誰でも目を惹くような内容じゃないですか。

その新卒PTさんもその1人だと思います。

事実として結果があるので嘘ではないのですが、その結果を出すためには医学的理論だけではないということ。でもその事実は自分を律する為にそういった根拠をもとにやっているというしがらみを隔てていることには気づきません。
というか自分にとって都合の良いところしか見えていないということにもなりますかね。

その事実を追い求めて悩んでいるセラピストたちが高額商品を支払って学ぶ、そして高額な職人技となった無形のサービスを提供するために高額な価値を付けて商品化する、体に長年多くの悩みを持った方が藁をも縋る想いでその高額商品を購入してサービスを受ける、職人技を高額な金額で購入したという付加価値も付随して期待値が高まる、その期待はそのサービスのイメージが強ければ強いほど結果として現れやすいのです。


どういうことかって雰囲気に流されているのです。


夢の国といわれているテーマパークなんか似てますね。

カフェといったらどんな感じの雰囲気でしょうか?
薄暗く落ち着いた空間、音楽、コーヒーの香り、読書するにはうってつけの場所。
みたいなイメージはどうでしょうか?

それと一緒です。

それを踏まえて利用していることを考えたらどうでしょうか?

職人技ツールとして自分自身がブランディングしていけば同様の効果が見られると思いませんか?
もちろん周知と需要という部分も価値として上がると思います。


セラピストがこの記事を見て一つでも参考になればと思います。


それでは今回はここまで。

おしまい。

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