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大学受験「総合型選抜」とは?〜人物重視の入試を受けるポイント〜(概要)【164】

2024.05.29更新(動画をリニューアルしました)
 私は大学生の頃から学習塾の講師として高校生の大学受験のサポートを行い、大学卒業後は公立高校の教諭として高校生の学習をサポートしてきました。そして現在は、日本語講師として海外で日本語を学ぶ子どもたちの学習サポートをしつつ、大学受験を迎える日本の高校生のサポートもさせていただいております。
 私がこれまでに主に担当させていただいていたのは、社会科の他に、総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜の志願書や面接、小論文、プレゼンテーション、グループディスカッションの対策などです。

 私が過去10年以上、大学入試に関わらせていただく中で気づいたことがありました。
それは、入試に関する基本的な情報や必要な準備に関するお話しを、これから授業を受講していただく生徒・保護者の方々に事前にお伝えしておくことによって、授業の内容がより充実するということです。
そのため、私がいつも新しい生徒を担当する時に最初の授業でお話しをさせていただいていた基本情報を動画にしました。

 この記事では、「総合型選抜」に関する基本情報と、人物重視の入試に必要な準備をするために、その導入として全体の概要を書かせていただきました。授業を受講するしないに関わらず、この記事が高校生や保護者あるいは教育関係の方の役に立つことができれば何よりです。


大学入試『総合型選抜』の魅力

 近年では、一般的なペーパーテストでは測定できない、生徒が持っている力を評価して大学入試の合否を決定する入試が増えています。
 私は高校の元教諭として、あらゆる教養の素地となる基礎科目の学習は大切だと思います。しかし、大学に入る試験を受けるためだけに大量の知識を詰め込む学習は見直す必要があると思っていました。
そういった点で、この「総合型選抜」は、自ら課題を設定してどのように考え行動し、その経験がどのように次に繋がったのかという、生徒自身の試行錯誤やその成果などを評価することができます。
つまり、知識だけではなくその知識を使ってどんなことを考えたのかまで評価されるのです。

私個人としては、試験の内容にもよりますがこの総合型選抜は進路を考えるための重要な機会を提供してくれます。
そして近年では学力試験の評価も合わせるようになってきたので、教養のレベルを維持しつつ人物重視の評価を行う仕組みはバランスが取れているように感じます。
今回私がまとめている大学入試の「総合型選抜」というものが、どのような試験で、そのためにどのような準備をしなければならないのかについてお話しさせていただきます。

全体内容のご紹介

○総合型選抜とは?
・大学入学選抜方法
・総合型選抜入試の内容
・入試で問われるポイント
・こんな人におすすめ

○必要な準備とは?
・高校3年生がやるべきこと
・高校1年生がやるべきこと
・高校2年生がやるべきこと

自己分析の方法を役立ててほしい

 高校生が自己分析を行う時、どのように進めて良いのかを悩んでいることがよくあります。
過去の指導経験から、実際に生徒にとって進めやすい自己分析の方法を説明しているので、参考にしていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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