アイデンティティ管理 基礎編

こんにちは。

最近、運転免許証などを代表とする身分証明を用いたアイデンティティ管理について勉強しているのでそれについてまとめようと思う。

お題は・・・

「本人確認に運転免許証やパスポートはなぜOKでも、保険証はダメなのか」です!!


アイデンティティ管理は、あなた自身の証明のために必要であり使用されている。実際、僕たちの身の回りでもよく使われている。例えば、メール認証技術は、その人が実在しているかを確認するものであったり、何かの申し込みをした際に運転免許証の提示を求められたりする。

運転免許証を例に取ると、あなたの属性と顔写真の情報がある。それを提示された相手はあなた自身だと思う。普段、当たり前のように感じるだろうが、社会の仕組みが運転免許証の情報に、真正性を保証しているから実現している。仮に、運転免許証ではなく、自分自身で紙に同じ情報を載せて、「これが証明だ」と言っても誰も信用しないだろう。

この違いは、とても興味深いのが「運転免許証が信頼されるのは、第3者(機関)が発行しているから」とかでもないことだ。実際、あなたの所属している企業や学校が独自に発行しても信頼はされません。

また、保険証でも断れることってありますよね。

では、日常生活の中で何が揃うと、その人がその人自身であるのかを証明できるのか。大きく2つの要素の証明が必要になります。

1つ目に、実在性です。
本当に実在しているのか。架空の人物ではないことの証明が必要になります。
例えば、住民票はあなたの実在性を証明してくれます。あなたの名前、年齢などの属性情報が住民票に存在することで、この人はここの住民だと存在を証明できます。

2つ目に、同一性です。
正しくその本人であるのか。つまり、あなたは本当に〇〇の何某さんであっているのかを確認しなければなりません。
同一性の証明は、いくつか方法はあるのですが、よくある方法としては、公的な身分証明に顔写真がついているものとその持ち主が揃った状態で確認してもらう方法です。空港でパスポートをチェックされる時を思い出されるとわかりやすいかもしれません。顔を見て多分この人であってるわって思うんですよねw


気づいた方もおられるでしょうが、あなたとパスポートor運転免許証でこの2つの条件をクリアできます。では、どうしてパスポートや運転免許証は信頼に値するのでしょうか。

その理由は、戸籍と紐づいているからです。
戸籍は、あなたの実在を証明してくれる最強のアイテムと言えます。あなたが生まれる前から何世代に渡って繋がっているものだからです。戸籍に存在しない日本人は基本的に存在しません。

この戸籍と紐ついているのが住民票です。住民票は、戸籍情報を元に作成されます。だから住民票は、何某さんの実在性を担保してくれます。

さらにそれらと紐づいているのがパスポートや運転免許証です。必ず、発行のためには住民票もしくは戸籍などが必要になります。つまり、実在性を証明してくれる要素と紐づいているものということができるわけですね。そして、発行される際に必ず写真撮影がされます。

戸籍は実在性の証明の元となり、写真撮影が同一性を担保してくれてるんですね。

以上、身分証明を用いたアイデンティティ管理(アナログ)はこのようなカラクリになっています。

聞いてみると当たり前のような気がしますが、
・戸籍とかいらんやろ〜取得するめんどくさいし
・なんで保険証だけじゃダメなん
とか昔言ってた自分に反省です笑

全くどうでもいい話ですが今回書きたかったのはこれではないので次回もう少し込み入った話をしていきます(笑)
前置きが予想より長くなってしまったので、ここまでで。
見ていただきありがとうございました。


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