映画「アデルの恋の物語」 監督:フランソワ・トリュフォー


制作年:1975年 制作国:フランス
主演:イザベル・アジャーニ、ブルース・ロビンソン
 
 ある人から言われました。
「『アデルの恋の物語』に出演している頃のイザベル・アジャーニに似ている」
 当時はフランス映画を観たことがなかったので、どのような女優さんか知りませんでした。その人はイザベル・アジャーニの大ファンで、その演技力に惚れ込んでいました。
 それからしばらくして、作品をレンタルしてきて家で観ているとき、家族から、「あなた、女優の仕事をしてたの?」と声をかけられたのです。もちろんすぐに否定し、なぜそんな突飛なことを思ったのか尋ねました。
 家族が言うには、「あの主役の女優があなたにそっくり」とのこと。
 そうか…他人から見ても家族から見ても似ているのか。
 似ている…そういうことにしておくことにしよう。美人に似ていると言われたのだから、喜んでおくことにしました。(でも、アデルを演じているイザベル・アジャーニに似てると言われても正直、嬉しさも半減なんだわ)
 その美しいイザベル・アジャーニは何かのインタビューで「愛は狂気です」というような発言をされています。まさに、そういう演技をこの作品ではされていらっしゃいます。
 
 ヴィクトル・ユーゴーの娘の切ない恋の物語。
 愛に生きる人って相思相愛でも片思いでも、愛情が恋愛でなく家族愛でも、周りが見えなくなることが多いように思います。その人が誰かを一途に愛しているときに幸せだったらそれでいいのではないのかと思う。でも片思いの場合、対象のお相手はたまったものではないのも確かなのですよね。
 誰かに一途に想われても、その想いに応えることができない時は、想われることに苦痛を覚えてしまうから。
 
 人を想うのも、想われるのも、簡単そうで難しい。制作年:1976年 制作国:フランス
主演:イザベル・アジャーニ、ブルース・ロビンソン
 
 ある人から言われました。
「『アデルの恋の物語』に出演している頃のイザベル・アジャーニに似ている」
 当時はフランス映画を観たことがなかったので、どのような女優さんか知りませんでした。その人はイザベル・アジャーニの大ファンで、その演技力に惚れ込んでいました。
 それからしばらくして、作品をレンタルしてきて家で観ているとき、家族から、「あなた、女優の仕事をしてたの?」と声をかけられたのです。もちろんすぐに否定し、なぜそんな突飛なことを思ったのか尋ねました。
 家族が言うには、「あの主役の女優があなたにそっくり」とのこと。
 そうか…他人から見ても家族から見ても似ているのか。
 似ている…そういうことにしておくことにしよう。美人に似ていると言われたのだから、喜んでおくことにしました。(でも、アデルを演じているイザベル・アジャーニに似てると言われても正直、嬉しさも半減なんだわ)
 その美しいイザベル・アジャーニは何かのインタビューで「愛は狂気です」というような発言をされています。まさに、そういう演技をこの作品ではされていらっしゃいます。
 
 ヴィクトル・ユーゴーの娘の切ない恋の物語。
 愛に生きる人って相思相愛でも片思いでも、愛情が恋愛でなく家族愛でも、周りが見えなくなることが多いように思います。その人が誰かを一途に愛しているときに幸せだったらそれでいいのではないのかと思う。でも片思いの場合、対象のお相手はたまったものではないのも確かなのですよね。
 誰かに一途に想われても、その想いに応えることができない時は、想われることに苦痛を覚えてしまうから。
 
 人を想うのも、想われるのも、簡単そうで難しい。

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