みんなで空を見上げるっていいね。

先日、東京オリンピック2020開幕日(2021年7月23日)に東京上空をBlue Impulseが、５色の煙をあげて展示飛行しました。

飛行経路は事前に大まかに示されていましたものの、飛行時間は当日の午前中にお知らせとのこと。私は午前中にZoomで半日勉強会、そして午後には2回目のワクチン接種へ向かうため、観るのは難しいかなぁ、と思っておりました。

そこへ展示飛行は12:40頃からとの情報が入り、充電がどれだけ残っているかわからないビデオカメラを持って、とあるView Pointへ向かいました。
同時にスマホを持っていくことを忘れたことに気付き、時間がわからないままで、現地へ向かい、飛行を待つという状況でした。

とあるView Pointでは既に沢山の人がスマホや、高級そうなカメラを手に持ち、いまか・いまか、と待っている状態でした。

私はそんな中、1.5人分くらいのスペースありそうだから、間に入れてもらえるかな。と入ったところ、隣の人たちが、半歩ずつ横にずれてくれました。
ソーシャルディスタンスを気にしている風でもなく、譲ってくれたように感じたので、ちょっと会釈して、間に入れてもらいました。

スマホ(時計)を忘れてしまったのですが、左側お隣の2人組が、そろそろじゃない？
など時刻をマメにささやいてくださったり、いざ飛んできた時に、右隣の人がきょろきょろしていたので、思わず「あっち」と指さして伝えたり、まったくの他人なのですが妙な連帯感を感じたりしました。

周囲からは、「わー」とか言葉にならない歓声があり、様々な人がいろんな思いで空を見上げるっていいな。と思いました。

その時に撮影した動画と、動画から切り出したスナップを付けてみます。
（動画は掲載できないようです。）

別の乗り物撮影では、撮影場所を取り合ったり、罵声が聞こえたりという悲しい話を見聞きしますが、ここに集まった人たちは、みんなで楽しさを分かち合っている感じが伝わってきました。おそらく自分が撮影することで一生懸命で周囲の人は気になっていないのかと思いますが、取り合ったり、罵声が聞こえたりはせず、気候もあってあたたかなひとときでした。

オリンピックの開催にはいろいろ意見があったり、直前になにやらあったり、話の長さがなんろかだなどなど、話題に事欠きませんが、単純に、みんなで空を見上げるっていいね。と感じたので書いてみました。