8月の長い夕方
8月半ばの今の時期、昼間は外に出た途端に干上がるが(酷いのはここ数年だけど)、夕方はそれなりに優しい日和になる。
休日の夕方は、プランターに水をやったり、ヒマワリと背比べしたり、パリパリになった洗濯物を取り込んだりしながら、庭をうろうろする。小さな幸せだったりする。
家は農家ではないから田はないけど、家の廻りにはたくさんある。人の田んぼの借景を勝手に楽しむ。
少しずつ育ってきた稲穂が風に揺れ、もう親と見分けがつかない子ツバメたちが電線につかまる。
遠くでカナカナカナ・・・とヒグラシ。
そして・・・そして、たくさんのトンボ。
トンボはほんとにたくさんいて、すべての田の上を舞っている。
飛びっぱなしでなかなか止まらないのでしっかり観察できない。できないけど、なんとなく赤色っぽいし、勝手に雰囲気でアキアカネだと思っていた。
で、本日。なぜか一匹止まっていた。うちのリキュウバイに。
あれ?黄色いな。赤トンボじゃないよ。
光沢があってカッコいいな。
逃げないのを良いことに近付いてみる。図鑑、図鑑。
昆虫は学研の子ども用図鑑しかない。それでも、と探すと、この「ウスバキトンボ」がアヤシイ。でもいまいち確信が持てない。
ネットの力を借りる。昆虫はたくさんの方がブログ等で扱ってるので、関連ありそうなのを見ていく。つい、関係ないとこも読んじゃう。これだからネットは困るのよ。自分の意思の弱さのせいなのには目をつぶる。
結論から言うと、「ウスバキトンボ」で間違いなさそう。
全体の大きさ、翅の脈や模様など。また発生する時期とか。皆さん、ほんとに細かく調べてあってありがたかったです。
そもそもまだ夏だからアキアカネはまだいないらしいです。なるほど。
全然知らなくても困らないけど、知れば知るほど解像度が上がって鮮明に見えるようになる・・・最近いろんな生き物について調べる機会が増えたので(生物分類技能検定を受けることにしたから、という理由が大きいです)、よくこんなことを感じてます。
珍しく勉強が面白いのも興味がある分野だからですね。 職場で受けた資格試験は興味がわかずに苦労したな・・・
受かるかどうかは二の次!(と、弱気です)
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