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友達に話したくなる「意識」の話

意識することの効果をご存知でしょうか?

人間には意識することで発露する様々な状態があります。

嫉妬したり、欲しくなったり、恋をしたり、羨ましくなったり、勝ちたくなったり、目を背けたくなったり……

全て何かの対象を意識したときに芽生える感情の発露です。

しかし意識することの効果はこれだけではありません。

最も大きな「意識」の効果は、【目標達成の道具】になることです。

今回は友達に話したくなる意識の話として、意識を任意の方向に向けることで目標達成までをスムーズにする方法をお話します。

脳で思考すること、意識することといった、普段頭の中を締めていることの内訳をコントロールすることで、目標達成をスムーズにしましょうという試みです。

人間は【習慣】が全てです。

普段何を考え、何をしているかでその人間が発揮できるパフォーマンスには雲泥の差が出ます。

習慣を作るのは脳であり、脳を動かすのがその人の意識そのものです。

まずは【意識】とは何か、その点から明確にしてみましょう。

⬜意識について

意識とは一般的に“覚醒している状態にあること”、もしくは“自分の今ある状況や、周囲の状況を認識できている状態であること”を指す言葉です。
(※Wikipediaより抜粋)

しかし実際にはもう少し多様で抽象的な意味も含んでいます。

“何らかの物事に注意を払っていること”
“考え方や取り組みについて努力が行われていること”

などの意味です。
最近はしばしば「意識が高い」という言葉を目にする機会も増えました。

これは意識が単に“脳が覚醒して状況を認識できていること”を指すだけでなく、意識が何らかの対象や将来の思考に対して指向性を持って向けられるものだ、という意識本来のあり方を表しています。

簡単に言うと、【意識は何かの対象に対して向けられるもの】だ、というものです。

⬜意識する

意識するというのは、先の説明で言うところの「意識を何かの対象に向ける」という意味の言葉です。

最初にお話した目標達成などにはこの「意識する力」を使います。

この意識する対象は具体的であれば具体的であるほど目標達成などには効果が見込めるのですが、まずはそれを実感していただきたいので、どうかそっと目を閉じて以下の質問に答えてみてください。

質問「あなたの今いる部屋にある黒いものを20個上げてください」

いかがでしょうか?
何個くらい思い出せましたか?

「20個も黒いものはねーよ」

と思ったならそのまま黒いものを探しながら目を開けてみてください。

急に部屋中黒いものだらけに見えてきたのではないでしょうか?

これが「意識する」ことの力です。

人間は普段意識しないことに関してはほとんど素通りしてしまいます。

今回の黒い物もその例の1つです。

でもこれが何の役に立つのか?

もちろん、目標達成の役に立つのです。

例えばあなたが将来海外旅行に行きたいと考えていたとします。

「海外旅行に行きたい」だけではふわふわとした抽象的な対象にしか意識が向いていませんから、普段からこの目標達成のために行動できる人は中々いないでしょう。

しかしこれがより具体的に、例えば
「7月9日にイタリアへ行く」

こう目標を決め直した途端に、急にあなたの身の回りにイタリアに関する情報が飛び込んでくるようになります。

テレビのニュースは7月頃の海外情勢について急に報じる機会が増え始め、街頭にはイタリア関連の雑誌や商品、サービスが急に溢れかえるようになります。

7月に行くために必要な道具やパスポートなど、今まで意識の欠片も向けていなかった情報について急に考え始めるようになるのです。

先程の「黒いものを探せ」の例と同じです。

最初からあなたの周りには海外に関する情報が既に沢山ありました。

しかし意識を向けていなかったがためにそれらに気がつくことはなく、いうなれば“意識を向けたから意識することができた”というわけです。

⬜意識される

逆に意識を向けられる場合について考えてみましょう。

意識を向けられる、というと最初に浮かぶのは多くの場合好意でしょう。

好きですと告白されてから相手のことを意識し始め、気がつけばこちらが好きになっていた、というのは学生の恋心の定番の1つです。

先までで「意識した」対象に対して人間は興味を向けて行動し始める、ということをお話してきました。

TwitterやFacebook、InstagramやYouTubeといったSNSが流行り、一般的になっている現代。

この「意識を向けられる」ことに対して多くの方が敏感になってきています。

SNSのフォロワー数、YouTubeのチャンネル登録数、ブログのPV数……

アフィリエイトを代表とするネットビジネスは「発信者」と「視聴者」の関係で成り立つものがほとんどです。

アフィリエイトで収益を得ようと思うと、結局の所一人でも多くの人に見られた方が儲けやすいのは事実ですし。

最近急激に数を増やし始めたユーチューバーやブロガーがその最たる例でしょう。
ユーチューバーやアドセンス広告で稼ぐブロガーなどは、自分の発信する情報を見てくれた人の数=収入です。

いかに意識を自分に向けてもらうかが重要なタスクであるのは言わずもがなですね。

アフィリエイトに限った話ではありませんが、「意識される」ことはインターネットの発達した現代ならば誰もが求めるステータスとなりました。

一昔前のメディアと言えばテレビや新聞くらいでしたが、現代はスマートフォンの普及で誰もが手のひらに24時間パソコンを装備しているようなもの。

芸能人でなくとも、テレビに出演しなくとも、一般的な個人一人一人が有名人になれる時代です。

個人が影響力を発揮できるようになった現代なら本物の芸能人ほどの有名さは発揮できなくても、個人である程度の注目を浴びるようになればスモールビジネスで大成できます。

それに、ビジネスに取り組んでいなくても意識を向けてもらいたい、注目されたいと思うのは承認欲求で動く人間の性でもあります。

では意識を向けてもらうために私達にできることは何か。

それは、「発信者になること」です。

意識の向き不向きを「電波」で考えてみましょう。

電波を発信する人が沢山いて、それを受信する人はさらに沢山います。

発信される電波には様々な色、形、大きさがあり、受信者はそれぞれがそれぞれの観点で自分の受信したい電波を選んでいます。

発信者の中には3通りの種類があります。

1つは「天才型」
天才型は自分の思うがままの電波を発信するだけで、それが強烈な波を作り多くの人を引き寄せます。

2つ目は「計算型」
計算型はマーケティングを駆使し、受信者を選んだ電波を発信しています。
「全ての人に受け入れられようとは考えていない、自分の選んだ人に届くように発信しているのだ」という実に戦略的な電波発信をしている人たちです。

3つ目は「不発型」
感性も戦略もなく、ただただ電波を発信している人です。最も種類が多く、最も意識を向けてもらうことに悩んでいるのもこの種類の人。
ただこの3つ目に当てはまる発信者は確かな行動を起こしている発信者であることは間違いないので、表現方法を学べば天才型に、戦略を学べば計算型に即転じる事ができる可能性の塊でもあります。

⬜意識の力

意識を向ける事で目標を達成する能力が高まる事について話をしましたし、意識を向けられることで周囲に様々な影響を与えることができる事についてもお話しました。

最後に自分の意識を任意に操作することで自分と自分の周りの環境を自在に操る手段についてお話して、この記事を〆たいと思います。

意識とは、脳が認識している状況や状態のことです。
私達人間は、脳が認識していないものに対して自身の能力を発揮できることはあまりありません。

ですからまずは「自身の思い描く理想」を脳に意識させてみてください。

そうすることで目標の実現率はぐっと高まります。

具体的に何をすれば良いかと言うと、お気に入りのノートや手帳に自身の理想とする目標を書き込んで眺めることです。

より確かな効果を期待するには1日30分くらいの時間を取って脳の認識を書き換えていきたいですね。

30分かけて……


①自身の理想の状況を書き連ねる

②現在の状況を具体的に書いてみる

③現実と理想が違うのはなぜか?考えうる限りの理由を書いてみる

④理想的ではない現実の理由となっているもの、障害となっているものを取り除くためにはどうすれば良いのか、何ができるのかを書いてみる

⑤その中で今すぐできるもの、今日できるものは何かを書いて、ほんの少しでも良いから実行に移す


この1人会議を毎日30分かけて行うことです。

そうすれば、必ず自分と自分の周りの状況を好きなものに変えていくことができます。

今まで環境を変えたい、変えられる、と意識すらしていなかったものを、具体的に意識してそれを日常的な習慣のレベルに落とし込んでいくことで自分の認識ががらりと変わります。

人間は習慣が全てです。

普段頭ので考えているしょうもない想像を、建設的で具体的な理想の未来の想像に切り替えるだけで世界は変わります。

人生を変えるのは簡単です。

とはいえ、何物にも代償は必要で、世界を変えるために必要な代償が、1日30分の時間なんです。

たった1日本を読んだくらいで、たった1日一生懸命になったくらいで自分の意識を変えることはできません。

今のあなたを、今の貴方の頭の中を創るためにいったどれほどの時間が費やされてきたでしょうか?

1年や2年ではありませんよね?

20年、30年と積み重ねてきた自分の意識を変えるために必要な代償、それが1日30分の自分と向き合う時間なんです。

毎日30分、自分と向き合って未来を想像する会議を繰り返し、毎日笑ってしまうくらい少しでいいから理想のために行動を繰り返していれば、必ず人生が変わります。

目安としては90日ほどでしょうか。約3か月です。

3ヶ月もこの会議を続けていると、端的に特徴もないつまらない表現で表すと、「成功者」になれます。

たったこれだけのことで?

疑問に思う気持ちも分かりますが、たったこれだけのことができない人がほとんどなんです。

たった30分、毎日自分と向き合う時間を設けるだけで必ず人生が変わります。

これだけいっても人生を変えることに前向きになれず、30分自分と向き合う時間を取ろうともしないなら、それは心の何処かで成功したくない、変わりたくないと思っているということですから、そっと目を閉じて今すぐ自分の好きなことをする時間に切り替えましょう。

変わりたくない方を変えようとは思いませんし、それはいたしません。

変わりたいと願う人が変われば良いのです。

心理学上、人は意識され、期待されるとその期待に答えたくなってしまう生き物です。

自分で自分に期待してみると、意味が無いようで自然とその期待を意識してしまう自分がいます。

そもそもこの文章をを最後まで読んでいただいた意欲のあるあなたには、私もつい感謝と期待を送ってしまいます。

意識の力、是非お待ちがいなきようご活用ください。


以上、Yoshinoでした。


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