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あのこ | 詩

大きな通りにいつもいる、あのこ
少し体の小さい、あのこ
怯えた表情をしていた、あのこ
ガラス玉のようなきれいな目をしていた、あのこ
仲良くなりたかったけど仲良しにはなってくれなかった、あのこ

あのこがいなくなった
どこか遠くへ行っちゃったのかな?

夕暮れの大きな通り
黒いものが落ちていた

あのこだった

艷やかな羽を持っていた、あのこ
あのこは、もういない


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