目の前にあるもの(2014.11.10)

今日は何となくみんな疲れている風な雰囲気だった。
僕もなんとなく疲れていたし、
山本Dなんかはパソコンに対して
全面的に降伏しているような姿で
安らかに眠っていたので、
彼もまた疲れていたのだろう。
AD藤井も
「あー疲れたなぁぁ。
もう、どうしようもなく疲れ果てたなぁ。
もう頑張れないなぁぁ。ふぃ」
と割と大きな声で、独り言を言っていた。
その独り言は本当に割と大きな独り言だったので、よっぽど疲れているんだろうなぁ
と僕は思った。
そして、そんな大きな独り言が聞こえるにも関わらず
誰もAD藤井に声をかけることがなかったので、本当にみんな疲れていたのだろう。

しかし、一人だけAD藤井に呼びかける男がいた。
そう、AD徳地だ。
「藤井さん、頑張りましょうょ。
頑張ることを止めたら、ダメですょ。
今、目の前のコトを頑張れない人間が
今後何かを成し遂げられるでしょうか?
藤井さんの目の前に今あるものは何ですか?
そう!妖怪大図鑑です。」
とさりげなく言い放った。

すると、AD藤井は、今度は誰にも聞こえないような声で
「ふ…そうだよなぁ。妖怪大図鑑だよな。」とニヤリと言って
再び妖怪大図鑑にのみりこみ始めた。
僕も作業に戻った。

山本Dの方を見てみると
いつの間にか
全面降伏していたはずのパソコンに
真っ正面から向き合い
カチャカチャと果敢に勝負を挑んでいた。

画像1

写真は江ノ島の空を見ながら
何かを呟いたAD徳地
一体何を呟いていたのだろうか?

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