同じ方向(2014.11.20)

先日、また江の島のロケハンに行ってきたのである。
メンバーとしては、大島P、山本D、大塚D、僕、
そして、AD徳地だ。
その日は天気も良くロケハンは順調に進んでいった。
僕は何回か勢いよく神社の階段を駆け上がったせいか、
後半ものすごく疲れてしまって、途中で
「もうヘトヘトですねぇ。この辺で一休みしますか。コーヒーでも。」と提案した。
すると、
みんなもそうですねぇ、疲れましたねぇ
という雰囲気になったので、お店に入ることにしたのだった。
席に着いて、僕が
「さあ、何頼みますか?」と言うと
ずっと口を閉ざしていた山本Dが
「吉村さん。この休憩は正しい判断だったんでしょうか?出演者は途中こんな店で休憩しないですよね?だったら僕たちも休憩せずにそのままゴールまで行くべきだったんじゃないかと思うんですよ。」
と言った。
僕が「それは…ムムムムム」とごまかしていると、AD徳地が
「山本さん、それは違うんじゃないですか。
僕たちは本番のコースをただ進んできたわけではないんですょ。色んな可能性を試しながら、考えながら進んできたんですょ。疲れるのは当たり前なんです。
疲れた状態でロケハンを進める方がよくないのだと思うのです。
みんなで、同じ方向を見つめて
良いものを作るためにもこの休憩は必要なんですょ。
僕はナポリタンにします。」
とつぶやいた。
大島Pと大塚Dもうんうんとうなづいていた。
山本Dは一瞬険しい顔をしたがニヤリと笑い
「ふふ、そうだな。オレもナポリタン」
と言った。
僕と大島Pと大塚Dもナポリタンを注文した。

画像1

写真はナポリタンを待っている
AD徳地、山本D、大島P
同じようなメガネをかけているが
それぞれ違う方向を見つめている

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?