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人のつながりでやってくる本たち

「本」を読むきっかけで、僕が一番影響を受けているのが、誰かの紹介。noteに書かれた記事はもちろんだけど、直に手渡されると、その影響力がより強くなる気がします。
そう考えた時に、一番お世話になっている人が地域にいます。

小学校のPTA会長をやっていた頃、地域の会議に参加するようになって出会った人。最初から打ち解けていたわけではなかったと思います。でも、いつの頃からかお話しするようになり、ある日、LINEでメッセージが届きました。

「河合隼雄さんの著書とか読みます?」

いくつか読んだことがあるけど、まだ読んでない本は読みたい、と返事をすると、返ってきたのは嬉しい提案です。
河合先生の本が山ほどあって、そろそろ整理しなければと思うけど、捨てるのも惜しいから読むならもらってほしい、と。

その時いただいたのは、10冊くらいだったと思います。そこから、「本」の交流が始まりました。

心の話だけでなく、高齢者のこと、老いや介護のこと、地域活動のこと、生と死に関わること、など、それまでに手に取ることがなかった分野の本を貸してもらうようになりました。今ではお気に入り作家のひとり、原田マハさんの作品を教えてくれたのも、その人です。
時々、「最近は、どんな本を読んでますか?」とLINEが来て、オススメの本を紹介し合うこともあります。

自分の親と同世代の人と、本の貸し借りをするなんて、人生何が起きるか分からないもんだと思ったりもしました。おかげで、読む本のバリエーションが増えて、知らなかった世界も知ることができました。人生を先取りして勉強させてもらっている感じです。

「この人に紹介してもらう本はおもしろい」
という心の前提ができているから、抵抗なく、より深く、その本の中に入っていけるような気もします。人の影響力って、大きいです。

そうやって出会った本の一部をご紹介して、今日のnoteも終わろうと思います。

■おばあちゃんが、ぼけた。

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■へろへろ

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■その島のひとたちは、ひとの話をきかない
 精神科医、「自殺希少地域」を行く

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■九八歳の妊娠

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■なるほどの対話

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それぞれ、Facebookに短い感想を添えて投稿していました。拾い上げて、noteに掲載するのも楽しそうです。

ふと、思います。
人生の中で読める本は、意外と少ない。もし1日に1冊読んだとしたら、一年間で365冊。仮に、40年間毎日読み続けたとしても、1万5千冊にも届きません。
ちなみに、調べてみると、1年間で約7万5千冊の本が発売されているそうです。参考書や専門書も含んだ数ではありますが。

すれ違うだけではなく、人と人として接することができる出会いも、そんなに多くはないでしょう。

そう考えると、誰かを通じて手に取ることができた本が、とても愛おしく思えてきます。

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