池江璃花子選手に対するバッシング
友人と池江璃花子選手への個人攻撃について意見をかわすことがありました。今や世論調査によれば、”中止” ”延期”をあわせれば8割に達するという報道もあります。(テレビ朝日系ANN 5/16)
このコロナ禍で強行するなどとんでもない、という考えや、仮にコロナがなくてもオリンピックそのものに最初から反対している人もいるわけですので、8割という数字なのだと思います。
今やオリンピックは国民に歓迎されていないイベントと言えると思います。(沈黙している国民の本心は推し量れませんが、。)
ただ、この期に及んでIOCや政府、東京都からは中止・延期の方針がでてこないのは信じられない!という気持ちはわかります。ですが、一人のスイマーへの個人攻撃はヘドがでると私は言ったのです。反対するなら、経済効果はオリンピックにはないとか、開催にかかるお金で福祉に回せとか、もちろんコロナリスクとか、。そういう反対ならわかりますが、一人のアスリートへの個人攻撃は呆れる!と。
すると友人から驚くべき反論があったのです。池江璃花子は広告塔になっている。だから攻撃されるのは当然であると。広告塔に担がれた池江選手は自業自得ということなんですね。その友人とは10年来の付き合い。何度も酌み交わした仲ですが、私は黙ってしまいました。埋められない溝を感じ、その場では気が動転してしまい、なんと言おうか?考えがまとまりませんでした。
病気を克服し、努力によって出場選手に復活。彼女の喜び様が憎たらしい人もいるでしょう。戦略として「広告塔」自ら出場辞退させることができれば、少しだけ盛り上がっていたオリンピックムードに冷水を浴びせる効果はたしかにあるかもしれません。なので池江さんに対する攻撃はしばらく続くのではないか。私の心配は杞憂で終わればいいのですが、。
追記
私は最近、注目するパラリンピック競技があります。もちろんその選手も出場するつもりでいます。出場する選手がいるからこそオリンピックは成り立つのは事実なので、出場するやつ、がんばるやつはけしからん!と選手が個人攻撃にさらされないよう願うばかりです。
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