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石川真生写真展

沖縄の石川真生写真展
「私に何ができるか」12月24日まで
NHKで紹介された写真家 石川真生氏。(72歳)
愛用のPENTAX中判カメラのシャッター音が全国に流れた。
 恥ずかしながら知らなかった写真家であったが、その才能を放送で垣間見、参じた次第。
米兵を撮りたい一心で黒人バーで働く。兵士と親しくなって行くと「被写体と写真家」の関係ではなくなっていく。
人物とカメラが近い!ストロボ直当て。米兵の褐色の裸体も撮っておられ、氏しか撮れない作品群だった。
私は無料の写真展示会しか行ったことがないが1400円。
展示作品の1/3、写真を趣味にする者にとって価値あり!
写真に何かしらの可能性を感じている方はおすすめです。
✳︎東京オペラシティアートミュージアム。

展示作品の2/3は所謂「基地問題」だった。
「私に何ができるか」という使命感は住民として当然の活動だと思うが、それらは創作写真だった。演出写真。地元の役者さんを使い、例えば米兵が沖縄女性をレイプしている図、オスプレイの小型模型を持った米兵が2階の窓に立ち出て来た女性にほれっオスプレイだと驚かせている図とか。
基地反対はわかりますが、多くの演出写真は基地反対の一助になるのでしょうか?

 石川氏自ら明かす履歴には、本土から来た新左翼学生(1971年)と同棲があった。その影響を少なからず受けたと思いました。しかし沖縄に住んでいれば基地の問題は常に日常となる。作風はその学生と同棲した過去がなくても変わらなかったでしょう。
写真家の使命として今後も「基地問題」を撮り続るのだと思います。
でも創作・演出写真は撮らない方が良いと思いました。

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