人と話す

「なすことによって学ぶ」という言葉がある。
知識や理論は頭で理解しているだけでなく、活用して実際に人を指導したり、組織のスタンダードを作ることでその真価を発揮できる。
知識や理論を用いて現場を悩ませている課題を解決に導くことが求められるている。
そこでは、人と対話し、意見を交わすことになる。
教科書に載っている答えだけを求めるのではなく、他の人がどう考えるのかを重視する。
お互いに合意を形成し、共通理解を生み出す。
そして、協力し合える信頼関係を構築する。


物事は理想通りには決して進まないもの。
理想に近づけることしかできない。
それが現実に対処するということであり、人間のやることであろう。
組織であれば、リーダーがどれだけ勉強しているかが問われることになる。
色んな理想のあり方を知っていることが重要となる。

問われているのは知識やスキルの所有ではなく、それを活用して役立てること。
自分一人ではなく、集団に活かすこと。
この協働性こそがこれから求められてくる。
人が互いにつながり、対話を継続することができれば、現実の課題にも対応できる。
それが、21世紀に求められる真正な学びへとつながるであろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?