限界から、問い直す

リズムというものは知らず知らずのうちに、狂うもの。
いつしか、他人のペースで頑張る自分に気づいた時、「自分の努力とは何か?」という問いが生まれてくる。
それは何か大切なものを犠牲にしていないか。
そして、結果としては自分らしいパフォーマンスを出せていないのではないか。
人に合わせる適応性は重要だとしても、人とは違う自分らしさも存分に発揮していい。
個性をいかした努力の蓄積が、負けん気を生んだり、実際に結果を叩き出すことにもつながる。
誰かのペースに合わせることで、勝負や成果へのこだわりが薄まり、人頼みの姿勢すら育っていってしまうのではないか。
この話は、人生にもつながる。
自分にとって心地よい生き方とは何か、という問いに結びつく。


いつの間にか、誰かの基準で生きているようになっていないか。
誰かのために頑張る人生になっていないか。
もちろん、最終的には誰かのためになることをやっていき、貢献できるものだから、世の中や人を意識することは大切なことだ。
しかし、それと同じくらいに、自分を尊重することも重要だ。
自分を蔑ろにして、身近な大切な人も退けてしまっては本末転倒になる。



勝負へのこだわりというのは難しい。
24時間、そのことばかり考えていればいいという訳ではない。
むしろ、リラックスしている瞬間や、ルーティンとは異なる経験からインスピレーションは生まれる。
時間に弾力性を持たせる生き方こそが、自分の納得いく成果を追求する鋭気を養うことになる。
何かを得ようとして、大切なものを失おうとしていないかと問い直す。
自分にできることと、できないこと。
心地よいことと、自分らしくないこと。
そんな振り返りから、時にはもう一度選び直すということも重要になってくる。

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