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難解なだけでは意味がない、シンプルでも深い中身なら価値がある

「〜とは」で始まるタイトルは、シンプルだが書く側は大変だろう。
いろいろな立場を踏まえて定義し、説明する必要があるからだ。
物事の考え方として、さまざまな立場を踏まえることほど労を要することはない。
踏まえすぎると、自分の意見を主張できなかったりする。
それでも、自分らしくあるためには、いろんな立場を踏まえて主張することが求められる。
そうした主張は聞いている側にはすぐに理解できない箇所もあるだろう。
聞いている側は、登場する様々な立場の一部に過ぎない。
他の立場のことはわからない。
それでも、多面的に練られた文章は、どこか響く。
聞くに値する価値を内包していると思わせてくれる。


難解に思える文章が、本当にただ難解であるだけならば、学ぶ価値は低いのかもしれない。
しかし、訴えている内容が分からないのは、なぜなのかを問うてみることも必要だ。
自分が何かに気づいていないからこそ、文章がスッと入ってこないのではないか。
その時に、その本の中身の深さが見えてくる。
難解だと感じるのは、なぜなのかを探ってみる。
あるいは、シンプルな場合でも水面化に膨大な理論が埋まって埋まっている場合もあるだろう。
難しいだけで終わらない文章を読み続けることで、シンプルで深みのある読書の醍醐味に気づいていくことができる。

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