勉強を楽しくする方法51〜自分で伝える型〜
中谷彰宏さんは映画監督を志望しており、名監督の作品を観た時に全部この監督にやりたいことをやられてしまったと思ったそうだ。
アリババ創業者ジャック・マーもMicrosoftなど巨大企業によってベンチャーの参入の余地はないと感じたそうだ。
確かに、自分の個性をいくら発揮したところで似たようなことは既にやられてしまっているのかもしれない。
世界の誰かによって。
そして、新規参入者を阻む壁が聳え立っているように感じるだろう。
一方で、世界経済は常に発展を続けている。
発展の原動力は人間の欲望とテクノロジーだ。
そして、資本主義経済は格差拡大を指摘されつつも、資源の効率的配分を目指して、世の中を豊かにする方向にこの世界を動かしている。
最近では価値経済から評価経済へと移行しつつあるとも言われている。
それはモノが人々の間に充足し、これから求められるものがコトであったり、評価やフォロワーだったりする現象を指しているのかもしれない。
私たちが評価するアイデアやプロダクトは既存のものだけにとどまらない。
それに勝るとも劣らないテクノロジーによる新規な技術や価値観が生産され続けている。
そして、自分の既存の知識をもとに自分の頭で考える。
そこに生まれるアイデアは目立つものでなくても、オリジナリティがあるかもしれない。
人間のバックグランドは様々。
自分の勉強してきた一見無関係で役に立たなさそうな分野とコラボして、こんなことをやってみました。
とりあえず、始めてみました。
それが案外、人を惹きつけることもある。
別に世界一有名で、世界で一つだけのものが常に求められているわけではない。
街を歩いていて、人が集まっているところに「何だろう?」と思って集まってくるのが人なのだ。
それがその町独自の伝統芸能であったりしたら、「良いものを見た」と感じるだろう。
それがその町の自然や町並みを活かしたものであったとしたら、その活かし方次第で、人は面白いと感じるだろう。
そう考えれば、自分の状況や環境や年齢やバックグラウンドが、そもそもの武器になるかもしれない。
それが現段階で世界に認められているかは関係ない。
どんなに成功したサービスであっても、最初は1人のファンから始まっているのだから。
大切なのは、身近な所からやってみようという挑戦する一歩である。
すでに全部やられているなんてことはない。
自分の周囲をうまく使ってできることは必ずあり、光るものも生み出せる。
色んな勉強を重ねて来て、ある日突然こんなものを作ってみたいと考える日も来るかもしれない。
それがオリジナルの教科書を生み出し、人々に希望を与えるかもしれない。
私は世界史や日本史、世界遺産の旅行地理的な側面をミックスして、お金や法律のことについて語れたらいいなと、ざっくり思ったりする。
偉大な思想家に登場願うこともあるかもしれない。
世界のどこかで既にやられているかもしれない。
しかし、自分にとって、世界初の発見は必ずあるだろう。
こうなってくると、勉強はやめられなくなる。
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