楽しい勉強12〜恐怖を克服する〜

私たちが恐怖を感じるのはなぜだろう。
確実に来るリスク。
交通事故、老化、災害リスク、少子高齢化。
私たちの住む日本は、短期的なものから長期的なものまで様々なリスクがある国と言える。
特に、少子高齢化による経済の縮小、労働力の減少などは国難に近い問題ではないだろうか。

しかし、日本の歴史を紐解くと元寇やペリー来航、日露戦争、太平洋戦争の敗戦など様々な困難を知恵と行動力で乗り越えてきたことが分かる。
幕末の志士は、欧米諸国の帝国主義に対して決して手をこまねいて、後ずさりしなかった。

私たちがこれから生きる時代においても、彼らのような変化に対応し、リスクを恐れない姿勢が要求されているとはずだ。
しかし、現状はというと平和な時代に慣れきり、社会にはどことなく閉塞感が漲り、将来に何となく不安を抱えて日本人は生きているのではないだろうか。

リスクは現実化するという認識を持ち、それに備えるには一朝一夕ではどうにもならない。
幕末の志士は亡国の危機感を抱き、多くない時間と必死に闘って、日本の近代化を何とか成し遂げた。
長期的に見ても、そう時間がかからないうちに日本の少子高齢化は確実に進行していき、その影響は顕在化していくことだろう。

リスクを回避するだけでなく、リスクへの恐怖に敢然と立ち向かう勇気が必要になってくる。
一朝一夕でできないからこそ、今この瞬間から知識を蓄積し、備えていくことが重要だ。
それは、短期的にはまず自分に知識を蓄えて実践力や経済力を身につけ、長期的には日本の社会をどう維持発展させていくかを考え、行動していくことだと思う。

リスクを恐怖で終わらせてはならない。
勉強することによって、リスクをアドバンテージに変化させることができるはずだ。
勉強は恐怖を克服する。
知恵を身につけ、行動することを重視する社会的な風潮が今こそ必要とされているのではないだろうか。

その意味でも、積極的に勉強する姿勢はリスクに対して善処する態度を培う。
楽しく勉強できる習慣は、これからの社会を生き抜く上でも不可欠なスキルだ。

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