モチベーション36〜色々な読み〜

じっくり読んで哲人の目の覚めるような金言に開眼する読書もあれば、情報を渉猟するかのごとく大量に読み飛ばしていく読書もあっていい。
むしろ、一つの「読み」に入り過ぎてしまうと、盲目的な読書になってしまう。
深みにハマってしまうことに危機感を抱き、新しい刺激、異なる角度を取り入れる姿勢を大切にしたい。


内容的にも読む速度的にも、精読と速読を並行して行うことには意味がある。
教えたり、文章化することが求められる場合は、それなりに深く理解できるような読書が求められることだろう。
一方で、とりあえず目を通してみたいという程度の考えであれば、雑誌を捲るようにパラパラ見るだけでもいい。
何も一言一句、完全に読むことだけが読書ではないのだ。
読書に関連して、映画や関連サイトに飛んでみてもいいだろう。
そうすれば、ビジュアル的にも豊かな情報に触れられるし、体験に結びつけることができる場合もある。
一方で、飛ばすように読むことは、読むスピードの停滞を防ぐ働きもある。
精読ばかりしていると、ゆっくりとしたスピードが当たり前になり、縛られてしまう。
せっかく読んだ本をしっかり読まないことは勿体無いと感じる場合もあるかもしれない。
しかし、忙しくて本の内容に一生触れることがないよりは、断片的にでも触れた方がいいという考え方もできる。
少し贅沢な読み方だと考えてもいいだろう。

時間をある程度区切り、メリハリをつけた読書をすることで、刺激を受けながらより自分が対象とする分野を深めていけるのではないだろうか。

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