行動につながる勉強をせよ

 情報は一瞬で刺激になり、新しい世界に挑戦することを可能にする。
情報の受け取り手として、日々ネットで流れてくる情報の消費者となっていないだろうか。
流されるままに情報を受け取ることは確かに楽であるが、それが本当に自分が望む情報なのかを考える必要があるだろう。
自分にとって役に立ち、成長を促す情報の獲得はある種の苦しさを伴うのが本来あるべき姿なのかもしれない。
自分なりの問いを持ち、調べる作業はある意味試行錯誤の作業になるからだ。
そして、情報の洪水を彷徨いながら、新しい情報と出会える楽しみにも気づいていくことができるだろう。
この世界を渡って行くために必要な情報は、実は調べ方にあるのではないだろうか。


一瞬の判断が、明暗を分けることがある。
過去の延長で判断するのか、一手間を惜しまず、情報収集してみるか。
全部を極める完璧主義は自分を苦しめるだけである。
複雑に氾濫する情報のなかにあって、自分に必要な情報を求め続けることでに「出会う力」は養われる。
情報の先には、きっと多くの人が待っている。
そして、そこに到達すれば、自分はすぐさま行動することになるだろう。
その情報量自体はそんなに多くないかもしれないが、そこに至るまでに出会う情報量はきっと多い。
スルーした情報も多くなっていくはずだ。
それでも、行動の質は上がり、より充実した時間を得ることができ、チャンスが起こる可能性は上がる。


安逸にただ楽しさを謳歌するだけでなく、鋭い疑問をインターネットにぶつけてみることから、勉強は始まるのかもしれない。
それでも難なく答えてくるのがインターネットの凄いところだ。
問いを抱え、解決するには確かに辛抱も必要だが、それがクリアされた時、いっそう行動的になっていることに気づくのではないだろうか。
与えられるよりも、調べてみる。
情報を取りに行ってみる。
この蓄積の差は思いの他大きく、後になってボディブローのように効いてくる。
調べ方そのものもきっと大きく向上するはずだ。

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