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174 相手の立場に立つ

人間は決して完璧ではなく、必ず間違う。
この当たり前のことが、自己を中心に考えると欠落してしまう。
そして、自分にも相手にも完璧を求めた結果、人間関係は疲弊していく。
自分の思い通りに持っていくために、自分に効率を求め、周囲にも連動するように強いる。
地球は自分を中心に回っているとさえ、考える。


その考え方でいくと、スキル獲得や勉強も同じように完璧を求めてしまう。
しかし、完璧なんてどこにあるのだろうか。
どこまでいっても、改善の余地、反証可能性があるからこそ発展が見込める。
それこそ、人間は誤ちを犯す生き物であり、現状の結論が間違っているなんてことは往々にしてあるのだから。
完璧を求める発想では、むしろ不完全に終わる。
間違う可能性を認めてこそ、現状はより良くなっていく。
両者は全く別のベクトルである。


自分を全体の一部として俯瞰することがブレイクスルーにつながる。
相手の立場に立ってコミュニケーションをとり、人間関係を捉える。
完璧を求めず、失敗を許容する。
この哲学的なパラダイム・シフトがスキルや勉強の習得を加速させる。
相手に合わせて使うことを意識すれば、周囲がむしろ自分を中心に回り始める。
この場合は、向こうから働きかけてくるような渦の中にいるので、自分も上手に巻き込まれながら、力を発揮することで好循環のコミュニティが生まれる。
自分も様々な人間がいるこの世界で一人の人間にすぎず、間違う存在であること。
自分一人だけが決して特別な存在でないことを認めるだけで、人生は大きく前進する。

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