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モチベーション92〜問題解決力〜

既成の問題をいかに多く解いたところで、社会の未解決問題を解く訓練にしかならない。
むしろ、ペーパーテストで獲得した知識・スキルの本当の活かしどころは、社会的課題を解決する場面なのではないか。
歴史が炙り出してきた、地球環境問題や格差社会といった諸課題は人類にとって解決不能の難問として、依然として残っている。
人間は成長を止められない生き物であって、しかし、これ以上成長して資源を食い尽くしてどうするのか、というところに人間の本当の知恵が試される。
これはたった一人の人間の頑張りではどうにもならない。
そして、周囲の多くの人がこういった問題の本質を理解しているとも限らない。


このような難問に挑むときこそ、昔取った杵柄を活用する時なのだ。
これまで獲得してきた知識を活かすことができるだろう。
そして、これは周囲の人間が持つ別角度からのアプローチをも必要とする。
だからこそ、こうした動きは台風のように大きな勢力を持つこともある。
むしろ、このエンパワーメントと突破力こそが課題解決の鍵となるとも言える。
だから、既成の問題が全部解けたところで満足してはいけない。
そこで得た解決力をいかに社会の課題に活用していくかが、重要なのだ。


学校で学ぶことは、究極社会を一歩でも進めるために使われていくべきではないだろうか。
これは、学校外で学ぶことも同様に言えることなのかもしれない。
逆に言えば、社会を前進させることを学校が教えることができているのかも、問われなければならない。

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