モチベーション49〜発想を学ぶ〜
内容知は自分の努力次第で得られることが多く、それゆえに一人よがりの融通のきかないものになりやすい。
閉鎖的でもあり、知的な新陳代謝が生まれにくくなる。
旧式の発想に縛られ、建設的な議論ができなくなることもある。
四六時中インプットに励むよりも、鉄が熱い内に形に残す習慣をつけよう。
そうすれば、人に共有して意見をもらうことができる。
自分が没頭している立場とは異なり、他者は俯瞰した見方が可能なのだ。
それが自分には無い角度からの発想を可能にする。
一見ありがちな勘違いからチャンスを逃してはいないだろうか。
知識を蓄積しさえすれば、万事うまくいき、チャンスもやがて訪れるのではないかと考える。
確かに、下積み時代の不遇な時期の蓄えが、ある瞬間から開花することはあるのかもしれない。
しかし、学ぶだけでなく、考え、実践するルーティンも重要である。
少々面倒くさいと思うこと、労力がかかること、現場に足を運ぶことなどが自分に知的刺激をもたらす。
学ぶ対象は、内容や知識ばかりではなく、発想や方法というものもあるのだ。
自分のアイデアを形にしたときに、周囲が動き出すことを感じる。
不思議とプロダクトに着手したタイミングで疎遠になっていた友人からメールが届く。
自分から世界に働きかけるだけで、自分が世界から受け取り続けるよりも生産的な機会を手にする。
これが不思議な命運となる。
実際、一方向から積み上げた知識よりも、多方面からバランスよく身に付いている知識の方が応用力があることは、直感的にもわかりやすい。
考えたことをその都度、形に変えて積み上げてみる。
それを繰り返すうちに、新しいことに挑み、行動する重要性はわかってくる。
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