日本とのつながり83〜祭〜

リオデジャネイロはブラジル第2の人口規模を誇る都市である。
ここで行われるカーニバルは「世界最大の祭典」と言われ、華やかな衣装や山車が出され、陽気な集団が踊りながら練り歩く。

この空間は迫力と熱気に溢れている。
「本選パレード」は各サンバチームが得点を競い合うコンテストである。
そして、本来的にはキリスト教の宗教儀式と深い関連があることも重要だ。

一方、京都の祇園祭は1000年以上続く八坂神社の祭礼として有名である。
応仁の乱による中断を挟みつつ、町人の力で見事に復興した。
明治時代以降も、日本の観光の柱として国際的にも注目を集めてきた。
そして、「京都祇園祭の山鉾行事」は、2009年にユネスコ無形文化遺産に登録された。

実際、美しい刺繍や装飾があしらわれた豪華絢爛な山鉾巡行を町衆の財力で支え続け、千年の古都京都の賑わいに貢献してきた価値は大きい。
日本が世界に誇る伝統行事だと言えるだろう。
古今東西、祭りの華やぎを人々は求める。

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