見出し画像

介護予防支援美容講座 〜卒業生の活動①〜

今回は、ホリスケアアカデミー介護予防支援美容講座の卒業生の活動をご報告します。

インタビュアー: 吉本智美(Holis Care Academy 講師)
インタビュー対象: 八川幸子さん(桜デイサービス満天のリハ 介護スタッフ)
2018年にホリスケアアカデミー介護予防支援美容講座を修了。現在、桜デイサービス満天のリハさんで介護スタッフとして、介護美容を活かした活動を展開中

Q.1 八川さんが介護美容講座を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

A.  約15年前に初任者研修(当時はホームヘルパー2級)を取得しました。そのときからアロマセラピーに興味があり、精油メーカーの勉強会に参加したことがきっかけでした。

それまでは自己流でアロマセラピーを試していましたが、父の介護に活かして、癒してあげたい、家族ケアをもっと学びたい!と思い、ホリスケアアカデミーの「介護予防支援美容講座」で学ぼうと決意し、5年前に受講しました。

ちょうどそのころ、桜デイサービス満天のリハさん(自立支援型半日デイサービス)がハンドケアに力を入れていることを知り、習得した技術を活かせると思い、入社しました。

まだまだ通過点ですが、現場での経験が勉強になっています。

Q2. 講座で学んだことが現在の活動でどのように活かせていますか?

A.    フットケアやアロマセラピーを活かしてデイサービスでの業務に取り組んでいます。特に、足浴時に体を温めてから施術することで効果が倍増するな、と実感しています。

また、日替わりでアロマセラピーの精油の香りが利用者様を癒してくれています。柑橘系やミント系は、特に好評です。

ハンドケアが難しい方にはホットタオルで手だけを温める施術も好評です。
介護予防支援美容講座で、施術だけではなく、全体的な流れや、心地よいタオルの使い方を学んだことが今に活かされています。

Q3.介護美容の活動を通じて、利用者様やそのご家族からいただいた感謝の言葉やフィードバックはありますか?

A Instagramで勤め先の活動内容を発信しているのですが、利用者様のご家族からInstagram見たよ!と声をかけていただいたり、施設を選ぶ際のきっかけになることもあり、活動が実を結んで嬉しいです。

ほかにも、触れられるのが苦手な利用者様にはホットタオルやアロマセラピーでの癒しを活用し、できるだけご本人の施術に対する要望を取り入れています。

最初は施術を拒否していた利用者様も、他の方の様子を見ているうちに、ご自身も施術を希望されるようになりました。介護美容を通じて利用者様の心がほぐれていく瞬間を見られることも活動していて嬉しい場面の一つです。

移動や着脱の手間を軽減するために服の上から施術をしたり、ペットボトルを活用して温めながら会話をしたりなど、一人ひとりに寄り添った施術を心掛け、利用者様との信頼関係を築く工夫もしています。

次回は、八川さんから、今から介護美容を勉強される方や卒業生に向けたメッセージです♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?