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土用の丑の日、鰻の日。

こんばんは、ヨシモトです。

4連休皆様いかがお過ごしでしょうか?
僕は旅行に出かけることもなく、近場でのんびりと過ごしています。

1日目ちょっといいお店にうなぎを食べに行き、
2日目松屋でうなぎを食べました笑。

せっかくなので少しご紹介します。

僕が食べに行ったお店は、五代目 野田岩さんです。

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入り口には趣きのある”のれん”が掛かり、内装はとてもレトロで五代続く時代を感じさせます。


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食べログはなんと3.79!(2020/7/25)

御年92歳の店主が現役で厨房に立たれています。
(開店時ご挨拶をされておりました。)

僕は 鰻重-桔梗(ききょう)- を頂きました。(松竹梅の梅+ぐらい)

鰻はふっくらとしており、全く臭みが無く。タレも濃すぎず鰻の味が堪能できる逸品でした!

とても美味しく頂きました。

そういえば、鰻の捌き方や焼き方には関西と関東で違いがあるそうですね。

関西は”腹開き”(お腹に包丁を入れて二枚に開く)でじっくりと焼き上げ、仕上がりはパリッとしています。

関東は”背開き”(背中から包丁を入れて二枚に開く)で軽く焼いて”蒸し”工程があり、仕上がりはふっくらしています。

関東が背開きなのは、武士の世界として栄えた歴史から、腹開きは「切腹」を想像させるから避けられたのだとかなんとか。(関西は商いの町ですね!)

僕は関西出身ですが、鰻を食べる機会があまり無く育ったので焼き方の違いはあまり分かりませんが、関西の鰻は皮目がパリッとしていて、関東の鰻は柔らかい様な気がしました。(ぼやけた過去の記憶との比較ですが。。。)

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そもそも何故土用の丑の日とは何か?

土用の丑の日(どようのうしのひ)は、土用の間のうち十二支が丑の日である。「土用」とは五行思想に基づく季節の変わり目を意味する雑節(ざっせつ)で、四季の四立(立春、立夏、立秋、立冬)の直前の約18日間を指す。この期間中の丑の日は、年に平均6.09日あることになる。
一般には、夏の土用の丑の日のことを、単に土用丑の日と言うことが多い。夏の土用には丑の日が年に1日か2日(平均1.57日)あり、2日ある場合はそれぞれ一の丑・二の丑という。

wikipedia土用の丑の日.引用

暦上、土用の丑の日は年に6回有るんですね。全く知りませんでした。
もし鰻を食べる日が年に6回もあったら有り難みに欠けてしまいますね笑。

何故鰻を食べるのか?

これは有名な話で「暑い時期を乗り切るために、栄養価の高いウナギを食べる」
ですね!

ところが、

「商売がうまく行かない鰻屋(知り合いの鰻屋というパターンもある)が、夏に売れない鰻を何とか売るため源内の元に相談に赴いた。源内は、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。すると、その鰻屋は大変繁盛した。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着した」

wikipedia土用の丑の日.引用

と言った話もあるそうで、鰻屋の口上だったようです(笑)。

平賀源内:天才、または異才の人と称される。鎖国を行っていた当時の日本で、蘭学者として油絵や鉱山開発など外国の文化・技術を紹介した。

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松屋の鰻は美味しいの?

いいお店の鰻vs松屋の鰻 どちらが美味しいの?

そんなん「いいお店」に決まってるやん!

いいえ、侮るなかれ。

松屋の鰻も十分美味しいです!

比べるのは失礼かもしれませんが、850円という価格でこのクオリティなのには脱帽しました。

松屋の鰻はタレが濃く、ほんの少し臭みを感じましたが、ふっくらとした食感は抜群で正にお値段以上でした!

あくまで僕個人の感想です。

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話は変わって皆さんは「ウナギ味のナマズ」をご存知でしょうか?

近大ナマズ」と言ったりもしますが、絶滅危惧種(EN)に指定されているニホンウナギの生態系を守るために、代替品として近畿大学で研究が行われています。

代替品として世に出回っている物として、カニカマ(蟹の代替品)やがんもどき(雁(肉)の代替品)がありますね。

実は色々な繋がりがあって、2016年の土用の丑の日に当時勤めていたお店で
「ナマズ重」を提供していました。

そんな機会があって僕も「ウナギ味のナマズ」を食べました。

感想は、「淡白でとても美味しい白身魚」でした。

鰻に近いかと言われれば食感が異なり、かと言って不味いのかと言われるとそんなことはなくとても美味しかったです。

やはり鰻のふっくらとしたあの食感を表現するのは難しいのかもしれませんね。

言い方がぼんやりとしていますが、「ウナギ味」として販売するのがイマイチだったのかな思います。

「ナマズ」として食べると、「ナマズってこんなに美味しいの!?」

となったと思います。

その当時はまだまだ改良途中の商品ではありましたが、近畿大学の水産学科出身の僕としてはとても興味深く、そして今後も応援したくなる商品でした。


世の研究者の皆さん、そして第一線で活躍される企業の皆様をとても尊敬します。

これからの日本を背負う一員として僕も、僕なりの道で精進していきます。

ではまた。


2020/10/25追記

ウナギ味のナマズは販売を中止したそうです。

自己投資&社会貢献に役立てます!これからも宜しくお願いします! twitter:https://twitter.com/yoshimo83829407?s=09 アルプロン:http://alpron.refr.cc/yoshimoto83829407