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公認会計士@Big4監査法人がChatGPT使ってサクッと業務効率化してみた〜AIは友達〜

公認会計士よしみんです。一時的に後輩と仕事することが(フルリモート)増え、自身の若手時代を振り返る今日この頃です。
先月あたりから話題となっているChatGPTを色々触ってみて、実務の中で活用した一例が思ったより良かったので私自身の頭の整理かねて綴りたいと思います〜。

大事な能力は以下だなと実感しました。

  1. クリエイティビティ

  2. コード読解力、もっというとエラー箇所特定能力(書ける必要はない)

  3. 効率化の知見

近々でこんな業務が発生したので効果的かつ効率的にこなしたい(お手軽に楽したい)と思い、ChatGPT使いました。

グループ会社全社の会計データの1Excelファイルを、会社ごとに1Excelにした上でデータ型を整え、列幅を整え、使用時以外不要な列をグループ化して閉じ、ファイルごとに異なる指定の名前をつけ、所定の場所に保存する。というVBAコードです。

もうYoutubeやら書籍やらでお手軽にできる!みたいに擦られまくっている様な効率化と思いますが、個人的な経験上、こういうものって最終的なジャストフィットさせる為に結局ガチ目に勉強するしかなく、そうなった時には物足りない媒体でいけてないなーと思ってました。そこで、求める作業をやってくれるジャストフィットなVBAコードを時間をかけず書いてもらって裏で使って、その間にプロフェッショナルとしての高付加価値業務に注力しようとChatGPTを活用しました。

詳細な途中経過を書いてもしょうがないので、ざっくりと言うと、やりたい形へのVBAコードを教えて欲しい→(ChatGPT)VBAコード出来上がる→試してみるとエラー・エラー箇所の特定→ここでこんなエラーが出るから修正された全コードを教えて欲しい→(ChatGPT)修正コード出来上がる・・を繰り返して完了!といった感じです。
最高でした。私自身さまざまなコードを身につけてきましたが、千差万別な状況にジャストフィットされたコーディングが時間をかけずに誰でもできる時代になったんだなーと実感しました。

そうなると日頃の業務も効果的かつ効率的なものをどんどん求めていくと良さそう

個人的な経験では、監査でもアドバイザリーでも、これどうすると効率的ですかね、これ要ります?、こうした方が楽だし効果ありません?みたいな会話をしていくとChatGPTに質問する際に非常に有用なノウハウが蓄積されていく気がします。(新人時代からこんなことばかり言っており非常に生意気でした、、優秀な温かい先輩方に恵まれました)
あるべき処理、効率的な処理・フローがわかっていないと当然ChatGPTに質問もできないですし欲しい回答も得られませんよね。最後は人とよく言いますが、使いこなすにも公認会計士としての積み上げられた経験・日頃の研鑽は不可欠だなと思いました。
自分の手で実施する最速な方法、機械を活用した場合の最速な方法を知っているかいないか、この差がAIを使っていくこととなる未来に絶望的に大きな差となるのではないでしょうかね。

AIは公認会計士の仕事を奪う?いや、友達じゃん

ChatGPTによって、今まで勉強した人しかできなかった効率化が、0→1すらできる様になってしまった今、差をつけるのは0の前の出発のクリエイティビティ、出来上がったものに対する現実へ落とし込む調整力ではないでしょうか。

私は、公認会計士であるプロフェショナルとしての知識・知見・可能性を加速させるにも、AIは友達として付き合っていきたいと思ってます☺︎

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