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⑦介護で失敗3選 教科書では教えてくれない、介護士のすすめ 

失敗談、3選

誰にでもある失敗。悔しいのと情け無いのと入り混じりながら・・・ふと思いだす時の妙な気持ちがあります。

1.与薬ミス

施設介護の多くは、介護士による与薬介助業務があります。事故対策の多くは、これにあてられている事が多く見受けられます。
与薬マニュアルは、どこの施設でも当然にあり、厳守しなければならないものです。

ある夕食時に、配薬業務に入りました。
手にあるご利用者の薬を持ち、もう一方の手にはコップに白湯を持っていました。
配薬直前に他のご利用者に呼び止められます。
「トイレに行きたいの」と言われました。
周りを見渡しましたが、他の職員は居室に食事介助に入ってしまいいません。
「分かりました」と自分は、持っていた薬を配薬BOXに戻す訳でもなく、ユニホームのポケットへ・・・。
もう、お分かりでしょうが😭
トイレ介助が終わり、ポケットに入れた薬は忘れ去られたまま・・・
他のご利用者の介助へ移ります。
運悪く、その日は体調が思わしくない方がおられ、看護師と相方の職員は、付きっきりで業務を終えてしまう。
配信後のBOXを相方が確認したのは、就寝介助後、業務を終えた後です。
そこで、配薬忘れのミスが発覚してユニホームのポケットから薬が出てきました💦。
その日は、一生懸命に働いた2人。
「まぁ、忙しかったから・・・しょうがないよ」と慰め合う2人は、悲壮感に溢れてました。
自分のミスから、相方まで・・・
与薬ミスは一回ではないですが、一緒に働いている職員まで巻き込んでは、キツいですね。

2..転倒事故

朝の起床介助時に、目が覚めていたご利用者から起床を行っていきました。
最近、なんだか良く動くと申し送りがあったご利用者。
朝の起床介助まで、良く夜は休ませており・・・よく動くなんて昼間の出来事なのかといつも通りの順番で、あえて何も考えずに起床していた。
良く動くのは昼間と決めつけ、その方の起床を早めに行った。起床時も普段通り、やや目を開けボーっとされている。車椅子に乗って頂き、テレビを観られている。まぁ、念のため朝のコーヒーを出しておくかと用意して「もし良かったら、飲んでください」と言うが、ボッーとテレビを観られているのはいつも通り。
大丈夫かと
奥の死角のご利用者の居室へ向かう。
起床介助を行い、車椅子を誘導しながら、フロアへ・・・

!!ちょっと待って!

最近、動くと言われてたご利用者が!!
立ち上がり車椅子のフットレストを跨ぐところ・・・
跨いだ瞬間に前方へ崩れていくのは、スローモーションだった😣。
その後は、バタバタの時間を必死に動いていた。

早番から「しょうがないよ」と慰め合めのフォロー。
夜勤明けで退勤時は、疲れが✖︎2倍だった。

3.食事介助

ある昼食時に、食事介助を行っていた。
車椅子に乗り、手掴みになってしまいながらもスプーンを持って頂き、毎回、全量召し上がる。
周りの職員からも「あの〇〇さん、食事好きだよねー」なんて、声があがる方。
手掴みになり、自ら食べるのが疲れてしまうと介助を行う方だった。
その日も、あと3口で手が止まる。
「〇〇さん、手伝いますね」と食事介助へ。
2口までは、スムーズに召し上がる。
最後の一口で、口を閉じてしまった。
・・・どうしたのだろう?
「後、一口ですよ」と何度か声をかける。普段から全量以外あまりみられない方が、珍しいとは思うも、まだ勧めてみる。
後、一口ですからと心に思い「〇〇さん食べましょうよ」と強引にすすめた。
口の中に前の食事が残っている訳でもなく、開けた口に食事を入れ、「ありがとうございました」とお膳に手を伸ばした瞬間に、
激しくムセかえってしまう。
直ぐさま、背中をタッピングを行ったが・・・みるみる顔が土色へ、相方の職員が看護師に報告をする。
吸引機を用意して、看護師が吸引を行い・・・何とか顔の血色が戻っていく。
バクバクとした心音を今でも、覚えています。

上記以外にも、ミスは山ほどやらかしています💦。この仕事が向いてないと、毎回、思います。だけど、ミスと同じかそれ以上に
[ありがとう]と言われてきました。
下手くが、続けいけるのは感謝と後悔を払拭する為です。
まだ、ミスを繰り返すでしょう。
しかし、反省をしてミス以上に感謝をされたいと思います。

観覧ありがとうございました。

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