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25.勘違いを力説する先輩 教えてくれない介護士のすすめ

夜勤は時間がある時、忙し過ぎて座ったためしがない時など様々です。
今回は、時間のある夜勤で、先輩職員の力説を書きたいと思います。

夜勤になると、やたら多弁の先輩がいたりします😰。自分だけ記録をやり遂げ、邪魔をするように話しかけてくる。
後輩思いの先輩なんですが、話しの内容がためになることが少ない😅、そんな先輩の力説です。

あのさ〜。
俺、ヒラメいたんだけどさ〜。
オムツがズレて漏れるのってさ、、、申し訳ないし、見てガックりするよね。

唐突に排泄介助の話を始めた、先輩。

何をヒラメいたのか?
記録をしながら、なんとなく相槌をうつ。

あの方って、訪室すると大抵が左向きになっているんだよね。
多分、左に向きやすいだよな。

珍しく、観察した内容を話している。過剰なリアクションは話を長くするだけ。
ここは、それとなく相槌を続ける。

てことは、少し左にズラして付ければ良いと思うんだ‼️

おいおい、本気か?20年介護に携わっている者の言うことか?

立ち上がり、実際オムツを取り出して実演をし始める。
流石に無理と思った、もう一人の夜勤メンバー、後輩の女の子が「ソケイ部から、漏れますよ」と静かに言葉を発した。

だからさ、ここをこう当ててさ‼️

熱を帯びてきた先輩に

「斜めに着けたら、つけ心地悪いでしょ」

と一回りも年の離れた後輩の女の子に、先輩は一括され話は終わった。

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