筋トレ男子が現代美術館へ行ってみた


こんにちは。こんばんは。おはようございます。

はじめまして。森と申します。


普段筋トレしかしてない私が

なぜか現代アートの美術館へ行ってみました。


ひとまず、はじめましてなので軽く自己紹介しておきます。


森 義政(モリ ヨシマサ)。

97年生まれの22歳。

体育大学で教育やトレーナー論について専攻。

スポーツは主に野球とやり投げ。

今週、卒業式の予定でしたが、無くなりました。

週5はフィットネスジムでアルバイト。

趣味は音楽や筋トレ。


と、まあこんな感じ。

奇跡的な3連休。初日。

大4、この時期の遠出、全部「卒業旅行」と呼ばざるを得ん問題。


はい、では美術館へ行った感想、いきます。



えー、

視野が広がります、やはり。



固定概念にとらわれていてはいけない、というか。

何が正しくて、何が間違っているのか。

そもそも、”正しい”とは何か。

的な。



ブーン。





岡山県勝田群奈義町。

岡山駅からだと1時間40分。


牛とかいる、

ザ・田舎。

空気がバチクソに旨い。


そんな、奈義町の広大な敷地に悠々と佇む建物。


「Nagi MOCA」


うん渋い。


いざ、入館。


横に長い廊下。

中央に受付。

1人700円。


50代の女性スタッフ。

明らかに芳しくない体調。

館内の説明を受ける。


案内されたとおりに進む。


重厚なガラスの扉を両手で押し開ける。


「・・・ッ!」


眼前に広がるは、儚くも美しき、


「大地」という名の作品。




言葉にできなかった。


作者は宮脇愛子さん、というらしい。

もちろん、知らないのだが。


初めての美術館、初めての現代アート。


来て良かった、と。
その瞬間思った。

瞬間センチメンタル。


青い空、白い雲。

水面は優しく、穏やかに波を打っていた。



そして続く重厚な扉。


「押す」と思ったら今度は「引く」だ。

これもアートか。

いやはや、

なんと、


扉の先も「大地」が続いているではないか。



屋外と屋内。

大地は広いのだ。


ふむ。

廊下を進もう。



狭い入り口、高く白い壁。



ここは「月」だ。

作者は岡崎和郎さん。




細長い窓から差し込む一筋の光。


反響する声。


大きめな声が出てしまう。




さあ、廊下を進もう。

黒い螺旋階段だ。

狭い出口。


広がる、衝撃。




「太陽」

作者は荒川修作さん。



”空間に酔う”

という初めての経験。


360度、見渡す限り

鉄棒、ベンチ、シーソー、





退館。


エモーショナル。




小学生の記憶が蘇る。


図工の時間、絵を描いた。


それがどこかで表彰された。


テーマは「くすのき」。


小学校の中庭にあった
樹齢100年越えのバカデカい木。


幹の中にはエレベーターが走っていて、


枝の先にはメリーゴーランドや観覧車、


街中の人がそこで楽しんでいる。


そんな絵を描いた。



あれがなぜ表彰されたのか、


今なら分かる気がする。




導かれるように辿り着いた


奈義町現代美術館。


私は美的センスに目覚めた。


否、


私はすでに小学生のころから
目覚めていたのだ、と。。




「大地」「月」「太陽」の3作品。


しかし、なんたる充足感。



まさに、”今”、行くべき場所。


そう思った。




様々な情報が錯綜する時代。

自粛、規制、不謹慎、

言いたいことも言えないポイズンな時代。


何が正しくて、


何が間違っているのか、


わからない。


知りたい。



至極、当然。純粋な欲求。



しかし、どうだろうか。



広い視野や柔軟な思考。


”アート”


に触れることで、


それらは活性するのではなかろうか。


”正しさ”を求めること自体が


ナンセンス。そんな気さえもする。



美術館の帰りに通った商店街。


カタカナ。渋い。


これもアートに見えた。


商店街までもアートなのであれば、

いま、目にしているこの景色もきっと


アート。


ふむ、

広い視野や柔軟な思考は日常生活から磨かれる、と。そういうことか。

しかし、まだまだだ。

もっともっといろんなアートを見たい。

もっともっと感性を磨きたい。


いろいろと落ち着いたら
世界中の美術館をまわりたいなあ。




以上、

長くなりました。


最後まで見てくださった変態なあなた、
ありがとうございます。



一緒に


”人生”


という名のアート


つくっていきましょか。





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