ひろゆきと基地反対派に関する私的メモ

 あんまり推敲もせんで書こう。
 因みに今は「チェンソーマン」を横の窓で流しながら書いている。

 先月だったかにAbemaTVのニュース番組? だったかで、まぁ、ひろゆき(私が個人的に好きじゃないので敬称略するよ)の「辺野古の座り込みって座り込みじゃなくないですか?」って旨の呟きがバズった件で、沖縄タイムスの記者さんだったり活動家兼芸人的な方がひろゆきと討論した訳だ。

 んで、討論……う~ん、議論かなぁ。
 「議論」って「別の視点の人間同士が意見をすり合わせて、より良い方向に進めるように妥協点を決めるとかして話をまとめる」行いだと私個人は解釈してるんだけれど、結局この時の議論ってのはあんまり綺麗に終わらなかったんだね。
 そこから沖縄タイムスさんなり芸人さんなりはひろゆきに対して否定的な意見を述べたり、ひろゆきもひろゆきでよしゃー良いのにまた基地反対派の方々を煽るような呟きだったり、どうもあんまり詳しくないんだけれど信憑性の面であやしい右派インフルエンサーの呟きをRTしたり。


 こうして気が付けば基地反対派の方々対ひろゆきという、よく分からない構図が出来上がってきた。
 因みに件の芸人さんは番組後に自身のYoutubeチャンネルで
 「座り込みによる抗議活動の起源は海外の『シット・イン』という、黒人の方おことわりのレストランの前でレストランが閉店するまで続ける等の行為にあるので、何も一日中座っていなければならないという訳ではない」
 という話や、
 「(番組内でひろゆきに指摘された)基地反対派は暴力を容認するのか? という点に対してはもちろん『No』だが、それまで抑圧され続けていた人たちが一度抗議のニュアンスで振るった暴力を咎められるのは、もっとその暴力の背景についても考えて欲しい」

 なんて話をしていた。気がする。
 正直流し見だったので覚えてられている部分だけ書いたので、この内容に関しても「テキトーに流し見した奴が胡乱な記憶で書いたもの程度」に解釈して貰えると助かるけどもね。

 あと番組の数日後に彼のYoutubeチャンネルでその件の動画をわざわざ観たのって割と少数派のような気もしている。人の噂はもう75日も保たないよ。その点に関して言えば私って割と誠実なんじゃねえかなと思う。


 そこから、基地反対派の方々のやっていた事をニュースだったりTwitterだったりで観ていると
 「活動家芸人たちが集まってライブ! ひろゆきを”笑いのめす”!」
 だったり
 「番組にひろゆきを起用しているAbemaTVの前で抗議デモ!」
 辺りが目についたわけだ。
 いや、これもあくまで私が見てて目についた程度の解像度なので、もしかしたら他にももっと色々とあるのかも知れないんだけれど、そこに関しては、まぁ。もう。

 で……。
 コレがマジでホントによく分からなくって、こういう行動から見えてくる意図というか意志って「ひろゆきムカつく」以外ないんだよな。

 でも反対派の方々が本当に一番世間に伝えたかったのは絶対そんなとこじゃないよねって私は思ってて、逆にひろゆきのせいで良くも悪くも沖縄の基地に関する話が世間の注目を浴びたんだから、コレを機に基地に関する伝えたい事を全面に出して、インフルエンサーの方なんかを担いで喧伝して回れば良いのになって。
 そのためなら極端な話、ちょっとネット放送番組でコケにされた程度なんてダメージに数えるまでもないくらいだよ。ケンカはナメられたら負けっていうけれど、別に議論や世論を動かすための活動はケンカでもなんでもないんだから。

 AbemaTVで……どなただったかちゃあんと覚えてないんだけれど印象的な事を言ってる方がいらして、その方は「みんな最初は当事者意識なんてない『野次馬』なんだから、まずは関心を引いて知識を得て貰って、そこから我が事として考えて貰うのが良いんじゃないか」みたいな事を言ってたんだね。私もそう思う。
 正直沖縄の事は分からん。基地の事に関しても今回の件でチョット興味を持ったけど、それでも大して調べた訳じゃない。だから私の書いてる事なんて有識者からすればヨッタヨタの与太話でしかないんだけれど、じゃ、それこそ私みたいな「興味を持ったけど知らない人」に上手く情報を伝えていく事に頭を向けた方が社会活動としてはずっと効果的に思える。
 で、当然「そんな事は既に色んな人がたくさんやっている」って意見も出てくるとは思うんだけれど、残念ながら少なくとも私には届いてない。不勉強って言われたらその通りなんだろうし、そりゃ能動的に探しにいけてない私にも問題あるだろってんなら、それもそうか~確かにそれもそうだよなぁ~って思わんでもないけど、でもライブや座り込みの方が耳に届いてきてしまった。
 導線の問題なのか、拡散力のある人がそうした基地に関する話ができてないのか。

 私も含めて、これだけ情報が溢れてる世の中だとどうしても受け取れる情報の量なんて限られてくるんだし、雑誌だって15年前には既に「1ページをめくるまで平均1~2秒」なんて話があったりもした。
 やや上から目線な感じが自分でも否めないんでアレだけれど、やっぱり全体的に活動にキャッチーさが足らないのかも知んない。

 雑誌の話をしたのでそれにまとめるなら「座り込みの定義」とか「ひろゆきの言い草はアレどうなんだよ」みたいなのって豆知識コーナーとかコラムとかそのレベルの扱いで良くって、一番カラーで巻頭にガンッと載せるのは「基地の正当性」だったり「基地移転の抱えるリスク」だったり「そもそも米軍の基地負担を沖縄だけに押し付けるのはどうなんだろうか?」だったり、そういう内容になってくんじゃないかな。
 そもそもどういう層に訴求して、どの程度までの知識を得て貰う想定で、読んだ方にどういう考え方の変化を持って欲しいかとか、雑誌一冊考えて作るにも色々と考えなきゃいけない事は多いんだけど。
 それこそYoutubeもやってる芸人さんなら、「ひろゆきの件で観に来てくれた閲覧者さんに、今回は基地の抱える問題や疑問点を分かりやすく噛み砕いて説明していきたいと思います! 偏見もあるかとは思いますが、まずはどうしてあの『座り込み抗議』が始まったかの理由を知ってもらいたいです!」って打ち出すのもアリだったと思う。
 もしかしたら既にやっとるわ! って話なのかも知んないけれど、残念ながら少なくとも私には届いていない。そもそもひろゆきの件でちょっと興味を持って初めて開いたYoutubeチャンネルだったし。


 でも世の中には当事者以外は口を出さないで欲しいって意見だったり、全肯定以外は全員敵だって考え方の方もいらっしゃるので、こういう話はホントにメモ程度にしかならない。ソースの裏付けも私の記憶ぐらいでしかないし、とはいえ拡散力も大した事はないだろうから、サッと自分の書きたい事をネットの海に放流して、「チェンソーマン」も最新話が終わったので今日は終わりにしとこう。マキシマムザホルモンのEDカッケーな。

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