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隣の市にある精肉工場へ徒歩で向かう。所要時間は40分ほど。最近は運動が足りていないし、散歩は好きなので問題ないだろうと思う。 目的は何かの調査だった。大学に提出するちょっとしたレポートを書くために必要なのだ。 知らない道をまっすぐに歩く。初夏の空は気持ちよく晴れており、町の雰囲気も、心地よく溌剌とした感じだ。 前を見やると、ごく新しい、前衛的なデザインの、公共施設であろう場所を道が突き抜けていた。道なりに私も施設の中へ入る。白くて天井が高くて、きれいだ。歩道が両脇に