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出産で唯一後悔していること

産後1年。
色々忘れて行くことが増えるなかで、唯一悔やんでいることがあります。

それは、分娩が終わって部屋に戻る前に、
「今日は新生児室で預かりますね。
ミルクあげていいですか?」
と聞かれた時に「NO」と言わなかったこと。

夜通しの陣痛で、分娩時間が18時間と長めだったし、
しっかり寝て休むのも大事かなと思ったし、
産後に思いきり寝たのが最高だったと聞いたことがあったし、
あーやっぱり自然派なのねと思われるのは嫌だったし、
一晩くらい大丈夫かなと思って、
「お願いします」と言ってしまったんですね〜。

病室に戻ってちょっと不安になって
「ミルクあげないでって言ってたらどうなったのかな」
って、夫に言ってみたけど、
もう夜だったのでそのまま諦めちゃったんですよねぇ。

翌朝、連れてこられた我が子は、
がっちり3時間おきにミルクを10ml ずつ飲んできていて
全然起きなかった。

「おっぱいは欲しがる時に欲しがるだけ」とだけ
覚えていたので、3時間経っても寝かせていたら、
足の裏をくすぐって起こして飲ませるようにと。

そこからは助産師さんが交代する度に、
指示されるミルクの量も変わって大混乱。

本当にいやだった。

その後、今に至るまで
私は自分の母乳育児に自信が持てていない。

出産直後から同室だったからって、
母乳が順調に出たかどうかなんてわからないし、
子どもも3時間ごとに起きたとは限らない。

でも……と思ってしまう。

分娩後の処置やカンガルーケア、立ち会い、面会など、病院の決まりで自分では選べないことも多いのに、選べたのに選ばなかったことが悔やまれる。

もしも次があるなら、「母子同室で、母乳がんばってみます」って言うんだ。

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