見出し画像

2021年衆院選の反省


この記事は、下のツイートに始まる9個の連続ツイートをまとめたものです。誤字脱字や不明瞭な言い回しの訂正以外は元のツイートのままです。


明らかに対戦相手に誘導されたような野党側の反省会みたいなツイートが多いが、与党側からはいつもの口先だけのご挨拶みたいな言葉だけで、そんなものが出て来ない。しかし、与党側に立ってガチで分析してる人は背筋が凍るほどの恐怖を覚えたのではないだろうかと思う。

与党側から見た反省点の一つは、小選挙区で野党共闘をやらせると負けるということだろう。共闘の調整の遅れや中途半端な調整、最大野党の弱いリーダーシップなどの敵失で救われたが、連携調整が上手くいき一騎討ちを強いられた小選挙区では、負けるか相当な苦戦になった。

与党としての教訓は、なんとしてでも野党共闘を阻止して、一騎討ち状況が発生するのを阻止しなければいけないということだ。だから、衆院選の重要なアフターケアとしては、”野党共闘は失敗した、無駄だった、共産党なんかと組んだからだ”等々のキャンペーンを迅速に大量に打つことだ。

もう一つのアフターケアは、野党共闘を引っ張る強力なリーダーの出現を阻止することだ。今回は自滅してくれたので幸運だったが、有能で人気のあるリーダーの出現はなんとしてでも阻止して野党連携が進まないようにしなければいけない。新しく出てくる奴は全部潰す心構えで臨まなけれいけない。

与党としての二つ目の反省は、投票率の上昇を抑えきれなかった選挙区があることだ。分かっていたとはいえ、投票率が6割を超えたところでは与党側候補者に負けがこんだ。だから、次の選挙からは投票率の上昇を絶対に阻止しなければいけない。トランプという良いお手本があるから彼から学ぶべきだ。

まず投票所を徹底的に減らす。投票できる時間を早く切り上げる。メディアに選挙番組をもっと減らすように圧力をかける、在外投票をもっと面倒にする等々知恵を絞って、投票率を抑えこむ努力をしなければならない。

与党側反省点をまとめると、

A.野党連携で一騎討ちに追い込まれたら、負けるか苦戦した。

対策1:野党共闘は失敗したという印象を植え付けるキャンペーンを展開する。

対策2:新しいリーダーの出現を断固阻止する。

B. 投票率を抑制し切れず、6割超えを許してしまった選挙区では負けるか苦戦した。

対策1:投票をしにくくする(投票所を減らす。投票時間を短縮する、在外投票を面倒にする等々)

対策2:無関心層を呼び起こさず、与党以外に選択肢はないという諦めを徹底的に植え付ける(メディアに圧力をかけて選挙の不可視化に努力する等も有効)

結論:野党が連携を効率的に実施し、投票率を上げ、野党共闘に賢明で魅力的なリーダーが現れたら、与党は危ない。

* * *

もし記事が気に入ったら、サポートもよろしくお願いします! よしログ