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登山利用者から見たケーブルカー・ロープウェー

登山でケーブルカーやロープウェーがあると便利だが、問題点も見受けられる。

・駅に行くまでが遠い
生駒山や高野山のように普通の鉄道駅から出ているなら楽なのだが、駅から離れていてバスでないと到達できない、それも最寄り駅からあまり本数がない場合がある。
五剣山の八栗ケーブルはバスすらなく最寄り駅からタクシーで行くか30分ほど歩く必要がある。

・駅の駐車場が不便
自動車で向かおうとしても駐車場が狭いので台数が少なく停まれない、大型バス対応していない、駐車場と駅が離れているなど駐車場が使いにくいケース。
戦前や戦後すぐ作ったままだとマイカーで来ることを考えていないのでこういうことがある。

・駅までの道路が悪い
細いので渋滞が多発。バスもマイカーもあてにならなくなる。
客が1度経験するとリピーターにならない、悪評が広まって人気が下がる。

・バリアフリーになっていない
駅改札・ホームのスロープや車椅子スペースがないケース。
車椅子以外でもベビーカーなどに対応できず苦労する。
車両のドアが狭いので車椅子やベビーカーが入れない、切符売り場まで段差があって買うのも苦労するといったケースも。

・営業時間が短い
朝10時からなので早めの登山に使えない、
夏場でも16時台で終了して帰りに使えないなど。
ケーブルカー以外の山道に照明がない、あるいは一般人の利用が禁止されている場合山に滞在できる時間が極端に短くなる。

・現金払いしか対応していない
ICカードやクレジットカード未対応。
最近はかなり減ったがそれでもまだ残っている。

・山頂まで遠い
山上側の駅が山頂まで距離がある。
せっかく登ってもまた延々と歩かされる。

・トイレが古い
駅のトイレが古いままで利用する気になれない状態。
上記のバリアフリー対応も含め全くなされていない事例も。

こうした問題点解決には積極的な設備投資が必要だろう。
単独の採算ではなく交通網や地域観光など全体での利益を考慮して資金調達をしていくことが望まれる。

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